越後謙信きき酒マラソン ゴール後は美酒で乾杯 全国各地から上越に集う
越後謙信きき酒マラソン(上越商工会議所青年部主催)が3日、上越市の埋蔵文化財センターを発着点に行われた。完走後の美酒を目指し、全国から集まったランナーが秋の上越を駆け抜けた。
春日山城をはじめとする上越の名所旧跡や地元の酒を楽しんでもらうことを趣旨としたファンランイベントで、コロナ禍でのオンライン実施を含めると10度目となる記念大会。ランナーの口コミで評判が広がり、県外からの参加者が増えており、今回は528人のうち、約8割が県外からの参加。北海道から九州まで、全国各地から上越へと集まった。
懸念されていた天候は晴天に恵まれ、ランナーたちは22キロのコースをそれぞれのペースで走った。道中では8カ所のエイドが設けられ、きのこ汁や牛の串焼きなど地元グルメを満喫。別団体が開いているイベントに立ち寄る場面もあった。
仮装姿で走るランナーが多いのも同大会の特徴。今大会のナンバリングが第8回であることから、往年の人気番組「8時だョ!全員集合」にかけ、ドリフターズの仮装が運営側、ランナー共に多く見られた。
ゴール後には念願の利き酒。地元15銘柄の酒の中から課題の銘柄を当てる形式だが、上越の酒を存分に味わうのが趣旨。気になる銘柄から、心ゆくまで試飲を楽しんだ。
友人らとグループで参加した篠原三陽さん(53、横浜市)は「雨だと覚悟してきたので、晴れて本当に良かった。日本酒が大好きで、最高の気分です」と話していた。
記事参照元:上越タイムス電子版