男子団体 県優勝し全国大会へ 上越総合技術 男女個人戦でも活躍 全国高校弓道選抜県予選

上越総合技術弓道部全国大会出場メンバー。左から男子の松下、杉田、笠原、日比、女子の岸田の5選手(同校弓道場)

第70回新潟県弓道選手権大会高校の部を兼ねた第43回全国高校弓道選抜大会県予選が1~3日、上越市戸野目古新田の謙信公武道館で行われ、男子団体戦(3人制)で上越総合技術が4年ぶりに優勝し、12月の全国大会に出場を決めた。個人戦でも女子優勝、男子2位となり、全国出場権をつかんだ。

男子団体メンバーは大前(1番)・松下雅斗(2年、城北中出)、中(2番)・杉田伊織(2年、大潟町中出)、落ち(3番)・笠原雄太(2年、城東中出)、控え・日比優(2年、板倉中出)の布陣。

男子団体には24校が出場。上越総合技術は予選を計36射21中の3位で通過し、上位4校による決勝リーグに進出。新潟明訓(予選2位)を10―10(競射2―0)、北越(予選1位)を11―6、新発田南(予選4位)を7―5で下し、3戦全勝で県の頂点に立った。

部員はいずれも高校から弓道を始めた。「見学を見て格好良さそうだった」「前々から弓道に興味があった」「ゲームに出てきてやってみたいと思った」などと理由を挙げる。

全国大会に出場するメンバーの練習

今回県予選を制し、「4人で助け合って優勝できて良かった」(松下)、「今までやってきた練習が優勝という形で実った」(杉田)、「先輩と出た6月の県高校総体準決勝で競射を当てられず悔しい思いをしたので、みんなと優勝できて良かった」(笠原)、「普段から部活が終わった後、自主練習をするなど頑張ってきたので、当てられたと思う」(日比)とそれぞれ喜びを口にした。

4年ぶり出場となる全国高校選抜大会(12月25~27日、三重県四日市市)では「伸び伸びと引いて、自分たちの力を出し切る」思いだ。今月15、16日に謙信公武道館で行われる北信越高校新人大会に出場し、地元1位校として優勝を目指す。

全国大会男子個人戦には県2位の笠原が出場する。また、北信越大会同には笠原と杉田が出場する。

女子個人戦は 岸田が制す

全国大会女子個人戦には県1位で岸田萌花(上越総合技術2年、城西中出)が出場する。「全国大会は緊張すると思うけど、自分を見失わないように頑張りたい」と話す。北信越同には上越勢で岸田と岩城夏音(高田2年、城西中出)が出場する。

県予選の上越勢の上位結果は次の通り。

【男子】

▽団体 (1)上越総合技術
▽個人 (2)笠原雄太(上越総合技術2)(4)杉田伊織(同2)

【女子】

▽個人 (1)岸田萌花(上越総合技術2)(7)岩城夏音(高田2)

記事参照元:上越タイムス電子版