児童がつくる憩いの場 地元飲食店で住民と交流 直江津南小6年生 「あおぞらハウス」
上越市立直江津南小(泉真理校長)の6年生43人は26日、同市西本町1の「味菜十食堂(みなとしょくどう)」2階で地域の憩いのスペース「あおぞらハウス」を開いた。児童が飾り付け、整備した空間に地域住民を招き、交流を図った。
幅広い年代の地域住民が自由に訪れ、滞在や交流ができるスペースを目指した。部屋の中にはテーブルや椅子に加え、靴を脱いで上がるマット敷きのスペースを用意。小さな子どもが遊べるブロック玩具やカードゲーム、本などを用意した。
6年生は総合学習の一環として、地域を盛り上げる活動を学校外で行おうと模索。「あたたかい空間」をキーワードに継続的な取り組みを考えた。地域の紹介で店舗の1フロアが借りられることとなり、7月から複数回にわたり「あおぞらハウス」を開いてきた。形式や運営方法などを試行錯誤し、居心地良く滞在できることを目指した。
同日は4回目の開設で、午前は地域住民や児童の保護者、保育園児ら約30人が来場。児童は園児たちと一緒に遊ぶなどして交流を図った。
高橋美羽さん(6年)は「どんな人でも楽しめる、笑える空間にしたい。楽しんでもらうため、自分から笑うことを意識した。みんなが笑ってくれて、とてもうれしい」と話した。訪れた地域住民の一人は「町を盛り上げようというバイタリティーや感性がすごい」と語った。
「あおぞらハウス」は12月13日にも開設。開場時間は午前10時から同11時30分までと、午後1時30分から同3時まで。
記事参照元:上越タイムス電子版