念願の初ワイン「夢遊(ゆめあそび)」9日発売 グリーンファーム清里 自社栽培のブドウで 赤とロゼの2種
清里区を中心に農業事業を営む「グリーンファーム清里」(同区上田島)は9日から、自社で栽培、収穫したブドウを使用した初のワイン「夢遊(ゆめあそび)」を発売する。赤とロゼの2種。醸造は越後ワイナリー(南魚沼市)。
9月に収穫されたマスカット・べーリーAを使用し、今月に完成。保坂亮介常務は「フレッシュで果実味があり、赤はべーリーAらしさが出ていて、瓶熟成して楽しむのも良いし、ロゼは軽やかでワインを飲み慣れていない人にもお勧めできる」と話す。
ワイン醸造用ブドウは栽培開始から4年目。今年の出来は例年並みで、生食用の販売も好評だったという。栽培担当の涌井大晴さんは「自分で育てたブドウをいつかはワインに、と思っていた。ようやく形になった」と思いを語った。
同社はコメを中心に、ブドウ栽培などの多角経営に取り組む。「夢遊」は、そうした取り組みが地域活性化につながるように、また遊び心を大切にしたいと、地域の小学校が稲文字にした「夢」から名付けた。保坂常務は「地域の方々が面白い取り組みと、評価してくれたことが形になった。いずれは地域の特産物に」と願った。
「夢遊」はいずれも750ミリリットル入り。赤(100本限定)は2500円(税込み)。ロゼ(300本限定)は2200円(同)。問い合わせはグリーンファーム清里(電025・528・4270)へ。平日午前9時から午後4時まで。
記事参照元:上越タイムス電子版