惜しまれつつ閉店の「麺屋 Fifty-fifty」復活 上越市稲田4に移転オープン

新潟県上越市稲田4の県道沿いに、2024年9月に惜しまれながら閉店した同市上島の飲食店「Cafe Rest Fifty-fifty」が、「麺屋 Fifty-fifty」として移転オープンした。長年親しまれた手頃な価格の豊富なメニューを、変わらぬ味で提供している。

稲田4に移転オープンした「麺屋 Fifty-fifty」

同店は40年近く前に、同市上島で営業していたパチンコ店の敷地内にオープン。店主の齋藤勲さん(69)が独学で完成させたラーメンは20種類以上と豊富で、タピオカ粉を使ったもちもち食感の自家製麺が自慢だ。

こだわりのラーメンは650円、おにぎり2個と目玉焼き、サラダがセットでも890円と手頃な価格でがっつり食べられる。パチンコ店の利用客だけでなく、現場仕事を中心としたサラリーマンにも人気を集め、コロナ禍の2020年にパチンコ店が閉店しても営業を続けていたが、賃貸の契約更新ができず閉店。条件に合う物件が見つからず移転も諦めていたが、常連客の後押しもあって移転先が決まり、2024年12月に復活した。

スタミナ満点のホルモン焼きラーメン

メニューは変わらず、しょうゆとんこつ、鶏ガラ塩、みそとんこつをベースに提供。メインのしょうゆとんこつでは通常のラーメンのほか、もやし炒めラーメン(750円)、チャーシューメン(980円)、蒙古タンメン(850円)などがあり、コクのあるスープに中太縮れ麺がよく絡む。ピリ辛に炒めた豚ホルモンとキャベツやもやしなどの野菜をのせたホルモン焼きラーメン(980円)も人気メニューの一つで、にんにくペーストをたっぷりトッピングしたスタミナ満点の一杯だ。

このほかラーメンに肉炒めとご飯、目玉焼き、サラダが付いた「焼肉らーめんセット」(1000円)、ラーメン、チャーハン、サラダの「ラーチャセット」(1080円)などもある。

小上がりなど約50席を設けた

店内はオープンキッチンで、カウンターやテーブル席のほか、これまでなかった小上がりの約50席がある。

齋藤さんは「お客さんから『復活おめでとう』『また食べられてうれしい』といった声をもらってありがたい。感謝の気持ちを込めてラーメンを提供したい。ぜひ食べに来て」と話している。

昼は午前11時〜午後2時、夜は午後5時30分〜同9時30分(ラストオーダー同9時)。月曜定休。祝日の場合はその翌日。

県道沿いのヤマトプラザ2階で営業

記事参照元:上越タウンジャーナル