【動画】高鳥修一元衆議院議員が立民の野田代表を刑事告訴 衆院選の応援演説「脱税」と発言

自民党の高鳥修一元衆議院議員は、昨年の衆院選の選挙期間中に立憲民主党の野田佳彦代表が上越市内での演説会で「脱税の疑いがある」などと発言したことが公選法違反などにあたるとして、野田氏を上越警察署に刑事告訴したと発表した。

上越市内で上越タウンジャーナルの取材に応じる高鳥氏(2025年2月15日)

野田氏は2024年10月16日、立憲民主党の梅谷守衆議院議員(新潟5区)の演説会で「ご当地のライバルは裏金をつくった人」と述べた上で「所得税法違反の疑いが十分あると思う」「500万以上脱税の疑いのあるようなことをやった政治家」などと発言した=動画=

高鳥氏は、こうした野田氏の発言が当選させない目的で虚偽の事項を公表することを禁じた公選法の虚偽事項公表と名誉毀損の罪に当たるとして2025年1月17日、上越警察署に告訴状を提出し、即日受理されたとしている。

高鳥氏は、2022年までの5年間に派閥からの政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた還流分合計544万円について政治資金収支報告書に記載していなかった。衆院選では党から処分を受け比例の重複立候補が認められず、新潟5区で梅谷氏に敗れ落選した。

2025年2月15日、上越タウンジャーナルの取材に応じた高鳥氏は「他の事務所のような中抜きや私的流用は一切なく、そもそも裏金をつくったという事実もない。検察の捜査対象にもなっていない。国税庁にも確認したが、一般論として脱税にはあたらないとの回答を得ている」として「野田氏の発言は何の根拠もなく虚偽だ。公党の党首の発言であり、許すことはできない」と話した。

また野田氏の発言について「マスコミ各社が検証せず報道した結果、『裏金議員』とレッテルを貼られた」とした上で「行事などに顔を出しても『裏金が来た』などと言われ、家族も白い目で見られ肩身の狭い思いをしている。泣き寝入りするわけにはいかない。一人でもたたかう」と話した。

記事参照元:上越タウンジャーナル