成育早く続々出荷 天然ヤブタケなど人気 春日山きのこ園

秋が深まる中、上越市大豆の春日山きのこ園では原木、天然を問わずさまざまなキノコを販売している。今年は夏の天候の影響か、全体的にキノコの生育が早いが、11月にかけて販売、出荷は続くという。

収穫したキノコの選別。手前のトレーから同園の原木ナメコ、ハナイグチやムキタケ、一番奥が天然スギタケ。上越市ではスギタケは別格の人気だという(2日)

 同園で特に人気の天然ヤブタケ(ナラタケ)は、本来なら早生(わせ)が9月中旬から採れるが、今年は8月末から9月1日までで終了。他に、原木のナメコが9月10日から、原木シイタケが8月に採れるなど、例年の半月から2カ月ほど早いという。

 志賀茂園長(69)によると、夏の日照りとお盆からの低温、長雨をキノコが秋と勘違いした可能性があるという。また、3月からの高温で山菜が早く育った影響も続いているとみられ、「キノコだけでなく、さまざまな農作物にも影響が出ているのでは」と分析した。

 今月15日前後の1週間は、天然キノコの出荷がピーク。その後は原木のヌメリスギタケ、マイタケ、ナメコ、ヒラタケ、クリタケ、ムキタケなどが続くという。志賀園長は「冬が近づくと、ヌメリが強いキノコが増える。みそ汁や鍋物で楽しんでほしい」と話した。

 営業時間は午後1時から同5時ごろ(同2時~4時が確実)、不定休で11月ごろまで。問い合わせは同園(電090・2163・0497)へ。

記事参照元:タイムスLite

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

fourteen − 7 =