【新潟 器 歳時記】上越市 falaj
新潟の地で作られる器を季節の料理とともにめぐる連載。第13 回目は上越市でガラス作家として活動するfalajの丸山慎二郎さんと淳代さんの器です。
ホリデーシーズンには華やかなガラスの器を
ガラスの器というと、涼やかな印象で夏に似合う。そんなイメージが強いけれど、「falaj」が作る器には、これから迎える華やかなホリデーシーズンに、ぜひ使ってほしいアイテムが数多くある。
砕いた白色の板ガラスを組み合わせた「Floating snow」シリーズをはじめ、麻の葉や青海波(せいがいは)といった日本の伝統文様を描いた和柄シリーズなど、清楚で厳かな雰囲気が年末年始の華やかな席にとてもよく映える。
上越市にアトリエを構えるfalajは、丸山慎二郎さんと淳代さん、2人のガラス作家によるガラス工房。高校卒業と同時に単身ヴェネチアへ渡り、ガラスの技術を学んできた慎二郎さんと、上越市でガラス工房を営み、創作活動を行っていた淳代さん。2人を引き合わせたのは、なんと小誌に載っていた淳代さんのインタビュー記事だったそう。
falajの代表作といえば、色とりどりの板ガラスを組み合わせたカラフルな四角い器。ぽってりとしたフォルムが愛らしく、小物入れなどにしてもかわいい。しかし、今回アトリエで一際存在感を放っていたのは真っ白な器。
この春から制作を始めたという「雪の器」や、前述したFloating snowもそう。陶器にも見える不思議な質感は、さまざまな料理を上品に仕上げてくれそう。カラフルな器も、白い器も、日々の料理を美しく飾ってくれる。魔法みたいなガラスの魅力をfalajの器で感じてほしい。
falajの器の数々
作家Profile
falaj(丸山慎二郎さん、丸山淳代さん)/上越市出身の慎二郎さんと、長野県出身の淳代さん。それぞれ異なる世界でガラスを学び、2010年にfalajを設立。作品作りに加え、ワークショップなどでガラス体験も実施。
店舗情報
店舗名 | falaj |
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住所 | 上越市大学前65(ブティックF内) |
TEL | 025-523-1696 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 日曜、第3土曜、ほか臨時休業あり |
駐車場 | 5台 |
備考 | 新潟伊勢丹「越品」コーナー、赤倉観光ホテルなどでも販売。 問い合わせは【Mail】falaj@marble.ocn.ne.jp まで。 |
photo:中田洋介 <中田写真事務所>
記事参照元:Komachi Web