中川市長と論戦展開 最多28人通告 一般質問始まる 上越市議会
中川幹太市長就任後最初の上越市議会一般質問が7日から始まった。平成24年に現在の定数32となって以降、最多の28人が質問を事前通告。市長の政治姿勢などをめぐり、初日から活発な論戦を展開した。
同日は追加提案採決の後、午後から一般質問が行われた。先陣を切った滝沢一成氏(政新ク)はかつて、市議時代の同市長と二人で同一会派を組んでいたことを持ち出し、「これからを背負う人だと私は期待していた。あなたの正義感は正しいと思う。しかし、議論の場できちっと答えないのは駄目。ご自身の言葉で語ってほしい」と、市議会初日の総括質疑などのやりとりから苦言を込めて、市長の政治姿勢などをただした。
杉田勝典氏(公明)も予選編成方針の対応や公約にあった地域独自の予算計上の考え、行財政改革の見解などの政治姿勢を質問。橋本洋一氏(久比岐野)は市長が力を入れている観光戦略、防災都市の在り方や防災対策などを聞いた。
この中で中川市長は、地域分権の仕組みは令和4年度にかけて検討を進めるとし、地域独自の予算について「令和4年度にしっかりと制度設計、合意形成を図り、令和5年度当初予算編成から段階的に取り組みたい」と答えた。
一般質問は今後、8、9、10、13日に行われる。
記事参照元:タイムスLite