清里商工会・牧商工会 来年4月1日合併へ 両商工会が調印 新名称「清里牧商工会」

清里区の清里商工会と牧区の牧商工会が来年4月1日、合併する。17日、上越市の中川幹太市長の立ち会いの下、両商工会の会長が契約書に署名、押印した。新商工会の名称は「清里牧商工会」。上越地域で初の、旧町村の枠を超えた商工会が誕生する。会員数は清里74、牧72。

(左から)牧商工会の飯田会長、上越市の中川市長、県商工会連合会の早川会長、清里商工会の綿貫会長

 合併の背景には昨年、県が財政難を理由に小規模事業者100者未満の商工会を補助金交付の対象外にしたことがある。補助金不交付が商工会の存続に関わるとして、両商工会は昨年7月から合併を視野に入れた検討委員会を開き、今年6月に基本合意していた。

 合併は、牧商工会が解散し、清里商工会が引き継ぐ形で行われる。牧商工会の飯田一郎会長は「拠点は清里となり遠くなるが、会員サービスの充実を図りたい」、清里商工会の綿貫寿造会長は「会が一つなくなるのは寂しいが、現代は広域の時代。清里と牧は昔から人、物の交流が盛んで同規模」と述べた。

 県内の商工会合併は4月の北条(柏崎市)と黒姫(同)が初。県商工会連合会によると、来年4月に清里と牧以外にも2件の合併が予定されている。同連合会の早川吉秀会長は「両商工会は新たなステージに進んだ」として、中川市長をはじめ関係者に一層の支援を呼び掛けた。

記事参照元:タイムスLite

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