〈動画あり〉コウノトリ飛来 上越市稲田2 飯嶋さん(附属中1年)動画撮影 思わぬ来訪者に驚き

上越市稲田2の飯嶋仁美さん(上越教育大附属中1年)が23日、自宅近くに飛来したコウノトリを動画に収めた。野鳥に興味を持ち、日々観察や撮影を楽しむ飯嶋さんにとっても、思いがけない来訪者に驚きを隠せないでいる。

使用したカメラなど、撮影当時の状況を説明する飯嶋さん

野鳥への興味さらに深く

 23日午前8時40分ごろ、関川の野鳥を観察するため家を出た飯嶋さんは、自宅裏の野球場の電柱上に、コウノトリ1羽が止まっているのに気付いた。「最初はサギかと思ったけれど、写真を撮るうちに何かが違うと感じた」と、飯嶋さんは振り返る。

飯嶋さんが撮影したコウノトリ。20分ほど、電柱上に止まっていたという(23日午前8時40分ごろ、上越市稲田2)

 その後、20分程度観察して自宅に戻り、窓から見ると飛んで行ったという。足についていたタグから、コウノトリの保護増殖や野生復帰を行う「兵庫県立コウノトリの郷公園」に問い合わせたところ、2019年に同県豊岡市で誕生したメスだと判明。飯嶋さんは「まさかコウノトリが来るとは思わなかった。驚いたけれど、すごくうれしい」と喜びを隠さない。

 もともと動物好きだったという飯嶋さん。両親からのデジタルカメラで昨年夏、自宅のツバメの巣を観察し、自由研究として発表。全国コンクールにも出品したという。最近は関川に飛来するマガモやトンビなどを観察、撮影。「季節を通じて鳥たちを撮っていけたら。次の自由研究に向けて、一年を通じて観察していきたい」と、今回の発見を受けてさらなる「飛翔」も見据えていた。

記事参照元:タイムスLite

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