上越市の公立保育園4園を民営化 保育延長、アプリで情報発信も
上越市の公立保育園のうち、4つが4月から民営化されます。15日、引き継ぎ式が行われました。民営化で保育時間の延長やスマートフォンのアプリを使った情報発信など、保育サービスの充実が期待されています。
民営化されるのは、上越市立つちはし保育園、春日保育園、なおえつ保育園、そしてさんわ保育園の4つです。引き継ぐのは、市内の3つの社会福祉法人と、門前にこにこ保育園を運営する株式会社リボーンです。
4月1日からの民営化を前に、中川市長と事業者の代表が引き継ぎ書にサインしました。民営化で園の名前は変わりませんが、保育の内容はそれぞれ柔軟な対応を予定しています。そのうち春日、なおえつ保育園は、開園時間を30分早めて午前7時にするほか、土曜日の預かりを2時間延長して午後7時までにします。さらに年中無休となります。また春日、なおえつ、つちはし保育園では、スマートフォンのアプリを活用して、積極的に情報を発信します。
つちはし保育園を運営する社会福祉法人みんなでいきる 片山浩之専務理事
「給食の時間に園児の写真を撮って、コメントを添えて様子を送りたい。先生と保護者のタイムラグがなく、瞬時に情報が送れるようにしたい」
このほか、つちはし保育園ではケースワーカーと連携し、保育士や保護者の抱える課題などをサポートします。一方、さんわ保育園は、現状の保育サービスを維持しながら、さらなる充実を検討することにしています。
中川市長は「民間ならではの創意・工夫により、さまざまな保育サービスが提供されることを期待します」とあいさつしました。
市では、多様化する保育ニーズに対応しようと、3年前から4園の民営化の準備を進めてきました。これで民営化された保育園は、既存のひがししろ保育園を含めて5つの園になりました。
※ご覧の記事は、2022年03月15日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
記事参照元:上越妙高タウン情報