トキ鉄「雪月花」×あいの風鉄道「一万三千尺物語」 県境越え初乗り入れ 絶景や名店料理満喫

えちごトキめき鉄道(上越市東町、鳥塚亮社長)とあいの風とやま鉄道(富山市、日吉敏幸社長)は21日と25日、両社が運行するリゾート・観光列車の相互乗り入れを初めて実施した。

「一万三千尺物語」(左)と「雪月花」が市振駅で並列停車した(25日)

 えちごトキめき鉄道の「雪月花」は富山県の魚津駅まで、あいの風とやま鉄道の「一万三千尺物語」は糸魚川駅まで乗り入れ。このうち雪月花は往復2コースを用意。富山湾を臨む絶景ポイントを走り、糸魚川市や富山市の名店料理で乗客をもてなした。

初の相互乗り入れを記念し、両社が市振駅でプレゼントを交換した(25日)

 25日には両列車が並列停車する糸魚川市の市振駅で、両社によるプレゼント交換が行われた。出席した鳥塚社長は「昨年の実施を予定していたがコロナ禍で実現できず、今回念願がかなった。互いのエリアを盛り上げることは大切。鉄道はつながっているので、これからも催しを企画していきたい」と意気込んだ。

 雪月花に乗車した東京都の40代男性は「大きな窓からの眺望や富山乗り入れに感動。今後も大糸線乗り入れなどに参加したい」、上越市の40代女性は「珍しい景色が見られると思い応募した。きれいでゆったりした車内は快適で、富山の食材もおいしかった」と感想を話した。

姫川橋梁(きょうりょう)上ですれ違うあいの風とやま鉄道「一万三千尺物語」(左)と、えちごトキめき鉄道「観光急行」。鉄道ファンが写真に収めていた(21日)

記事参照元:タイムスLite

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