上越市 予約型コミュニティバス 今年10月から導入へ

山あいのバスはもっと便利になる!

上越市は安塚区と牧区のバス路線に、予約型のコミュニティバスシステムを今年10月から導入することになりました。このシステムでは従来の決ったルートやダイヤはなく、利用者の予約に合わせて、バスが動きます。今回は実証実験で、市は利用状況を踏まえて令和6年度から、ほかの中山間地域にも導入する考えです。

予約型のコミュニティバスシステムでは、バスに乗りたい人が希望の日時や人数などをオペレーターに電話、またはインターネットで予約します。

システムでは、予約に合わせてバスルートを編成し、車両を配置します。ルートは状況に合わせて変わり、それぞれの停留所をつなぎます。システムの導入で、安塚区では、あらたな停留所を16か所設置して、82か所となります。牧区では2か所増やして77か所となります。

一方、安塚区で運行されている乗合タクシー4路線と、牧区で運行されている市営バスは全て廃止されます。ただし、牧区では小中学生の利用がある、朝と夕方の3便については現在の3路線とも定期便を維持します。

Still0727_00000

26日(火) 上越市地域公共交通活性化協議会

運行はいずれも平日のみ、時間は午前6時半から午後7時半です。予約の受付は電話が平日、インターネットは平日のほか土日、祝日も対応します。予約の受付時間は午前7時から午後7時まで、乗車を希望する1時間前まで受け付けます。キャンセルは、乗車時間の1時間前までです。

料金は1回の利用で200円、定期や回数券もあります。車両は安塚区が9人乗り2台、牧区が14人乗り3台の計画です。

この実証実験は中川市長の公約の一つ、地域交通プロジェクトとして行われ、総事業費はおよそ840万円です。

Still0727_00003

上越市地域公共交通活性化協議会 池田浩 会長
「特に高校生の通学に支障ないかたちで計画進めている。案を詰めていくので、地元のみなさんからもご協力いただきたい」

実証実験は10月からはじまります。市では来年度、実験の検証結果をまとめ、再来年度の令和6年度にほかの地域への展開も進める計画です。

市によりますと、昨年度の1便あたりのバスの平均利用者数は安塚区の4路線が0.7人、牧区の3路線が2.1人となっています。

記事参照元:上越妙高タウン情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

18 − eight =