金子農水相が現場視察 水稲有機栽培など、生産者と意見交換 上越市

金子原二郎農水相が27日、有機農業現場の実態を調査するため上越市を訪れ、現地視察と生産者らとの意見交換を行った。
農林水産省は昨年、持続可能な国内農業の取り組み方針を示した「みどりの食料システム戦略」を策定。2030年に化学肥料を20%低減する、などの数値目標を掲げている。有機農業に地域ぐるみで取り組む産地を増やし、25年までに100市町村を「オーガニックビレッジ」にしたい考えだ。
上越市では複数の農業者が水稲の有機栽培に取り組み、販路を確立している法人もある。視察では内山農産(同市小泉)で除草ロボットや有機栽培の水田の栽培状況を、大潟ナショナルカントリー(大潟区)では、若手農業者が機械を使用し除草する様子を視察した。

内山農産(上越市小泉)で有機栽培のほ場を視察する金子農水相(前列右から2人目)

 意見交換では、大潟ナショナルカントリーの金澤英幸専務理事が「1998年から水稲の有機栽培に取り組んでいるが、課題は雑草対策。機械を利用して行う無農薬栽培をアピールし、若者に取り組んでほしい」と述べた。
意見交換終了後、金子農水相は報道陣の取材に応じ「水田の場合は除草の問題が大きいと分かった。機械化が今後の(政策の)核になる」と話した。

記事参照元:タイムスLite

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