県駅伝初優勝 糸魚川チーム力で悲願 中盤でトップ立ち死守

駅伝の盛んな地から悲願の県初制覇―。
第75回新潟県駅伝競走大会が16日、長岡市から新潟市までの12区間、110・1キロに26チームが出場して争われ、糸魚川が初優勝を果たした。

表彰式後、悲願の初優勝を遂げた糸魚川メンバー(チーム提供)

 1区で原泰輝(15、関根学園高1年)が区間8位と好スタートを切り、2区山岸広海(27、後藤組)の区間賞で3位に。4区髙井奏獅(15、糸魚川中3年)で2位、7区梅田翔平(16、関根学園高1年)でトップに躍り出た。
その後も、8区石井健一(32、ワークセンターにしうみ)が区間賞、有力選手の集う9区でコーチ兼任のベテラン矢島久樹(41、糸魚川市消防本部)が区間3位と好走するなど安定した走りを続け、先頭を死守。最終12区で見附の実業団選手の猛追を17秒差振り切り、滝川尚輝(26、高田自衛隊)が優勝のゴールテープを切った。

 チーム関係者によると、43年前の1979(昭和54)年に西頸城チームで初出場。
その前から駅伝や長距離走が盛んな能生地域を中心に、糸魚川の地で育った〝市民ランナー〟で構成し、2010(平成22)年以降、12大会連続の入賞。18(平成30)年には最終区までトップを走りつつも、上越に逆転された悔しさ(2位)も味わっていた。

 ゴールを見届けた阿部一彦監督(50、糸魚川デンカ生コン)は感極まった表情を見せ、「優勝できるとは。流れに乗り、みんなが力通りに走ってくれた」と、激走したメンバーを最大限にたたえた。

記事参照元:タイムスLite

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