〈焦点インタビュー〉上越市副市長 八木智学氏(58) 市長の思い捉え、支える

10月1日の就任以来、あいさつ回りや各種協議などに忙しく、「慌ただしく1日が過ぎていく。あいさつ回りなどが終わると、落ち着く時間ができるかな」と話す。周囲からは「おめでとうございます」「頑張ってください」との言葉と合わせ、「異口同音に体に気を付けてくださいと言われる」といい、あらためて職務の重責、大変さを感じている。

 「特別職だからという気負いはない。(もう一人の副市長の)小田さんと一緒に庁内、組織をまとめて、市長を支えていく。市政の安定に向けて力を尽くしたい」と話す。「(中川市長は)まちづくりに対する思いをストレートに語り、それで誤解を招くこともあるが、上越市を日本一、世界に名だたるまちにしたいという思いは伝わってくる」と話し、その思いを「政策面で実績をつくり、サポートをしていく」と具現化していくことに注力する。

 分野的には野口和広前副市長の担当を引き継ぎ、総務、財務、防災、農林水産、都市整備などを受け持つ。農林水産と都市整備分野は「全く経験していないので、勉強しないといけない」と受け止めている。兼務となっている理事職で庁内全体を見てきており、「懸案事項は把握している」と話す。

 中川市長が掲げる九つの政策プロジェクトについては「分野横断的に、市民の皆さんに見せる」形で進めていきたいという。長引くコロナ対策は国県の支援に加え、「市独自のものを出しながら市民生活、市内の事業所をしっかりとサポートしていく」と強調する。庁内では「議論を活発に、活性化させていきたい」と、実務を担当する若手職員とも積極的に協議する考え。任期は4年間。

 【略歴】昭和62年4月に市ガス水道局へ入庁。高齢者支援課長、市民安全課長、健康福祉部長、総務管理部長を歴任。現在は理事を兼務する。真宗大谷派本覚寺の住職でもあり忙しく、「週末も法務と畑仕事で終わってしまう」と苦笑い。上越市米岡。法政大法学部卒。

記事参照元:タイムスLite

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