新潟上越市、2023年度予算案を940億円台で調整 25億円実質増額、人材育成や脱炭素を支援
新潟県上越市が2023年度一般会計当初予算案を940億円台で最終調整していることが13日、分かった。22年度当初比で30億円程度の減額となる見込み。ただ、22年度予算は46億円分の借り換えなどが増額要因となっており、これらを除いた実質的な予算額は22年度当初比で25億円ほど増える見通し。
主な事業は、人材育成支援や脱炭素の推進となりそうだ。IT人材の育成につなげるため、IT関連の授業を行う私立高校に経費を支援する。新築住宅への太陽光発電の設置や、脱炭素経営を行う事業者に対する支援制度を創設する。
普通建設事業費は、当初予算案と一体的に編成する3月補正予算案などと合わせて、約100億円になるとみられる。
歳入の柱となる市税は、製造業の好調な業績などを背景に、22年度から15億円ほど増額した320億円程度を見込んでいる。
22年度予算では、旧市土地開発公社を清算するため12年度に発行した「第三セクター等改革推進債」の46億円分の借り換えが生じるなどし、増額となっていた。
市は当初予算案を20日に発表する予定。
記事参照元:新潟日報デジタルプラス