事故多発!直線でスピード出やすい「山麓線」、ドライバーも歩行者も注意を 新潟県警上越署が啓発強化

新潟県の上越市と妙高市を結ぶ県道上越新井線=通称山麓(さんろく)線=で、交通事故が多発している。上越署は啓発活動を強化し、10日まで沿道の大型スーパーなどでドライバーと歩行者双方に交通安全を呼びかけている。

春日山や金谷山のふもとに沿って走る「山麓線」は上越市の西側を南北に縦断し、直江津地区の国道8号と妙高市街を結ぶ。片側2車線で全長約10キロ。沿道の開発が進み、多くの商業施設が立地する。

山麓線はほぼ直線でスピードが出やすい。上越署によると、昨年1年間でドライバーが歩行者に気付いても間に合わずに接触する事故や、車と車が出合い頭に衝突する事故などが計15件あった。11月には道路を横断しようとした地元の向橋の80代女性が軽貨物車にはねられ、骨折などのけがを負い、一時重体となった。

上越署や上越交通安全協会は今月初め、買い物客でにぎわう夕方に上越市大貫4のナルス高田西店でチラシや反射材などを配布。「歩行者を見落とさない速度で運転して」「歩行時は左右をよく見て」と声をかけた。交通量の多い春日山交差点では警察車両に搭載した電光掲示板で「ルールを守って交通事故防止を」などと注意を呼びかけた。

上越署は今後も通勤通学時間帯のパトロールや広報を重点的に行う。交通課の板垣昌利安全教育係長は「雪が解ける春先はスピードを出しやすいので慎重に運転してほしい」と話した。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

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