熱々ラーメンでもてなし 上越市仲町3・王華飯店 若竹寮児童らに振る舞う

上越市仲町3の中国料理店「王華飯店」は21日夜、同市御殿山町の児童養護施設「若竹寮」の児童生徒にラーメンを振る舞った。
前店主の小嶋善明さんが「店を支えてくれた地域へ恩返しをしたい」との思いで2009年から始めた取り組み。21年に善明さんが亡くなった後は、2代目の善大さん(46)が遺志を継いで続けている。
同日は5歳から18歳までの児童生徒と職員の約50人を招待。熱々のラーメンが提供された。小学3年の男児は麺もスープも完食し、「おいしかった」と満面の笑み。児童らは食事を終えると「ごちそうさまでした」と大きな声で感謝を伝えた。
若竹寮の金子友紀施設長は「みんな一緒に外食する機会はほとんどないので、子どもたちはいつも楽しみにしている。温かいもてなしを頂けてありがたい」と感謝を述べた。善大さんは「子どもたちの喜ぶ笑顔を見ると元気をもらえる。今後も続けていきたい」と意欲を示した。
記事参照元:上越タイムス電子版