来春卒業の大学生など対象上越市で合同企業説明会

来年春、上越地域の企業に就職を希望する大学生や専門学校生などを対象にした合同企業説明会が15日(水)に上越市で開かれました。

この説明会は、来年春に就職を希望する大学生や専門学校生に地域の企業を知ってもらおうと毎年この時期に開かれています。会場には上越地域に本社や支社がある企業86社と官公庁７団体がブースを並べ、短大生を含む大学生26人、専門学校生72人の、合わせて98人が参加しました。

上越雇用促進協議会の本山秀樹会長は「昨年に比べ参加企業が増え学生も若干増えている。今は人手不足で学生には良い環境。逆に企業にとっては採用がしにくい状況。説明会を機に地元企業を知ってもらい地元企業に就職してもらえたら嬉しい」と話します。

上越商工会議所によりますと、この説明会に向けて全国800の大学や専門学校に案内を出したということです。

この日は、上越地域のＵターン情報提供サイトに登録している学生も参加していました。

学生
「企業の方と顔を合わせて話すことで、ふだん聞けないことを直接聞くことができた。地元就職を希望しているが、難しかったらほかの場所も視野に入れている」

参加企業の一社、建設業コスゲの秋山順一社長は「やる気のある人が一番。デジタル化も考えている。地元採用をしたくてもなかなか応募がない。現在は4人のベトナム人が働いている。採用もグローバルに考えていかないと目標達成に繋がらない」と話していました。

この春、高校や大学を卒業した人の県内就職内定率は令和5年1月末現在で高校が97.4％、大学などは85.3％です。様々な業界で人材不足が課題となるなか、高校は9年連続で96％以上、大学などは2年連続で前年同月を上回るなど、高水準を維持しています。

来年春の就職へむけた企業の求人公開は4月1日から、面接や選考は6月1日からとなっています。会場にはＵターン就職を目指し、東京から2月上旬に帰省し、この説明会に参加した学生もいました。

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