上越市仲町に日本茶店「多賀茶焙煎所」26日(水)にオープン
上越市仲町3丁目の古い町家をリノベーションした日本茶の専門店「多賀茶焙煎所」が、今月26日(水)にオープンします。
焙煎所は、上越市3丁目にある国登録有形文化財「百年料亭宇喜世」のすぐ近くで、仲町通りと浄興寺の参道が交差している場所にあります。こちらの店は上越市で映像制作やデザインを手がけている企業「バーツ・プロダクション」が運営します。
所長を務める栗田浩子さんによりますと、宇喜世や浄興寺、長養館といった歴史深い建物の近くで町家が連なる仲町エリアの活性化になればと、日本茶をメインにした店をオープンさせることになったということです。
店舗はもともとは芸者の置屋だった場所で、しばらく空き家だった町家を改装して利用しています。
同店は上越地域にはあまりない日本茶が楽しめる店です。静岡県牧之原市の農園で春にとれる一番摘みの茶葉から選別した茎のみを使った「多賀一番棒茶」をメインに、全国の4つの茶農園を選定し、そこで収穫・製茶された煎茶を、店内で自家焙煎して販売します。茶室と呼ばれる喫茶コーナーで味わうこともできます。
販売する商品は、自家焙煎した多賀一番棒茶や玄米茶、4種類の煎茶を袋詰めしたものです。多賀一番棒茶は50グラム1100円(税込)。煎茶の価格は茶葉によって異なります。
また店内には、上越市本町3丁目で営んでいた煎餅とおかきの店「いろり庵」が移転し、いろり庵の商品や、いろり庵で定期的に販売を行っていた「菓子工房あんみ堂」の和菓子も販売します。移転記念として、手土産にピッタリのギフトボックスを新商品として発売する予定です。
さらに、やさしい肌ざわりが魅力の三重県四日市の老舗陶磁器メーカー「南景製陶園」の急須や茶器をはじめ、日常使いできるコーヒーカップや花瓶など、生活雑貨も販売します。店先のディスプレイはギャラリースペースとして利用され、地元工芸作家の作品が展示されるということです。
ショップスペースの隣りには茶室(喫茶コーナー)を設けています。
茶室は大工の手彫り模様が施されたヒマラヤ杉の広いカウンターのみで、余裕を持たせた11席を用意しています。利用は予約制で、午前11時、午後1時、午後3時からの3部制となっています。
多賀一番棒茶(上生菓子付) 1100円(税込)
※単品880円(税込)
茶室では多賀一番棒茶や特選玄米茶のほか、オープン当初は静岡県、新潟県村上市、鹿児島県、京都府の農園から仕入れた煎茶を提供します。
ライト(浅煎り)、ミディアム(中煎り)、ディープ(深煎り)の3種類から好みに応じて一杯ずつ焙煎し、焙煎仕立ての茶葉を妙高山麓の雪解け水「須弥山の天然水」で淹れたお茶を提供します。一回の料金で3煎(3杯)飲むことができます。単品のお茶のほかに、あんみ堂の上生菓子とのセットも販売しています。
また単品の甘未「季節の上生菓子」(330円)、「わらび餅 焦がしほうじ茶 蜜添え」(550円)、「焦がしほうじ茶あんみつ」(770円)、「焦がしほうじ茶 クリームあんみつ」(880円)もあり、それぞれお茶とセットにもできます。
夏頃からは、2階で民泊施設の営業も始めるということです。
※料金はすべて税込み価格です。
店舗情報
多賀茶焙煎所
■住所:上越市仲町3-1-9
■電話:TEL025-526-7570
■営業時間:
茶室(喫茶) 11:00~16:00LO
※11:00~・13:00~・15:00~の予約制
ショップ 10:00~17:30
■定休日:火曜
■ホームページ:https://taga-tearoastery.com
■インスタグラム:@taga_tearoastery
記事参照元:上越妙高タウン情報