清里区で廃止になった朝市 1年ぶりに復活!地域に笑顔広がる
子どもたちの地元愛、大人を動かす!
上越市清里区で商工会の合併によって廃止された朝市が、地元の清里小学校の児童による熱心な働きかけをうけて17日(木)に1年半ぶりに復活しました。さっそく、この日を心待ちにしていた地元の人たちで賑わっていました。
朝市には清里区と牧区などから7店が並び、再開を心待ちにしていたお年寄りなどが買い物に訪れ、なじみの顔を見つけては笑顔でおしゃべりしていました。
地域のお年寄り
「年をとりどこにも行けない。朝市があればいろいろ見てほしいものを買えるので楽しみ。ここが唯一の楽しみの場」
出店者
「山奥の店で、通りすがりの客は皆無。こういう場に来ると楽しい!」
清里区の朝市は牧区の商工会と合併したことで、おととし12月を最後に廃止されました。社交場でもあった朝市の火が消えたなか、去年、上越市立清里小学校の6年生がオリジナル朝市を開いたところ、朝市復活への声が高まります。
当時の6年生は「地域の人に『ありがとう』と言われてうれしかった」「清里に貢献できたと思う」などと話していました。
そうした雰囲気を踏まえて、住民団体「櫛池農業振興会」が、今年度から朝市を開くことになりました。
初日は、今年の6年生13人が朝市を見学に訪れ、人気の商品や課題について出店者から話を聞いていました。
牧区の特産品「メープルシロップ」を試食
朝市復活には児童と一緒に、清里区の地域おこし協力隊の髙木桂さんも協力して地元に働きかけました。
髙木桂さん
「地域密着の朝市もいいが、区外からも来てもらいたい。今後は新しい形で、外に向かって開いている場所にもしていきたい」
児童は今後、朝市の運営を手伝ったり自分たちの店を出すなどして、関わっていくことにしています。
6年生
「前はなかった日用品も売っていて、近くに住んでいる人には助かる。カフェなどリラックスできる店があるといい」
「朝市は、清里を盛り上げるための第一歩。先輩から『朝市を引き継いでほしい』と言われたので、なくさないように守りたい」
朝市は毎月第3水曜日に清里区総合事務所の駐車場で行われます。朝市では出店者を募集しています。お問い合せは「櫛池農業振興会」までどうぞ。
櫛池農業振興会
■問い合せ:TEL 025-528-7131
※ご覧の記事は、2023年05月17日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
記事参照元:上越妙高タウン情報