「なおえつ うみまちアート」期間短縮しイベント集中化

今年の夏も「なおえつうみまちアート」が行われます。上越市の直江津地区全体を会場に、子どもたちや作家の作品を展示したり、海をテーマにしたワークショップなどが予定されています。3年目となる今年は、これまでよりも開催期間を短くしてイベントを集中させ、直江津以外からも来場者を増やしたい考えです。

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今年の「なおえつうみまちアート」は8月19日からはじまります。去年はメイン会場の直江津屋台会館の入り込みが、コロナ禍にも関わらず1か月間の会期でおよそ3000人でした。一方で市外からの来場者が少なく課題となっていました。

そこで実行委員会では、今年は開催期間を1週間または2週間短くして、イベントを集中させたい考えです。

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重原稔 実行委員長
「昨年度は手探りで始め、始まった後も少しずつイベントや作品が増えていった。今年は期間中、必ず楽しんでもらえるよう、密度の濃いイベントにしていきたい」

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24日(水)は実行委員会のメンバーが集まり、具体的なイベント案を話し合いました。

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去年の様子

その結果、去年と同じく、地元の園児や小学生が描いた絵を駅や商店街の店先に飾り付けたり、プロアマ問わず市内の作家から「直江津」や「海」をテーマにした作品を募集して展示することになりました。さらに、上越教育大学の学生が、陶芸や水墨画などで海をテーマにワークショップを開くということです。

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去年の様子

一方、事務局を務める上越市側から、来年度以降、十日町市の「大地の芸術祭」との連携の可能性を探りたいという話がありました。それに対してメンバーからは、去年の出品数が個人・団体あわせて13点に留まったことを踏まえ、コラボは厳しいのではという発言がありました。

委員
「近隣地域からも作品を募集して、直江津の作家に執着しない方がいい」
「作家は文化祭で終わらせたくない。今後『大地の芸術祭』と連携して来場者が流れてくることになると、クオリティーが高い作品・作家を今から準備しておくべき」

また、新しい取組みとして、公共交通機関の中に作品を掲示してはどうかという案が出ました。

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えちごトキめき鉄道
「ひすいラインを走る『ディーゼル車』の中に、1両につき2枚絵を飾れる。列車の中でうみまちアートというのも可能」

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佐渡汽船
「フェリーの回廊に枠があり、そこに絵を入れられる」

開催期間は8月19日から9月中・下旬までの3週間または4週間の2案が検討されます。

重原稔 実行委員長
「イベントがあまりない直江津の夏の終わりの期間、うみまちアートで直江津を盛り上げていきたい」

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実行委員会では、今回の意見を踏まえて来月中旬には具体的な内容を決める予定です。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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