渡邊洋治 最後の作品「斜めの家」保存活用へCFスタート!

直江津出身で「異端の建築家」と呼ばれた渡邊洋治の最後の作品となった「斜めの家」を保存活用しようと、地元有志がその経費を賄うため、クラウドファンディングをスタートしました。目標額は200万円です。

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「斜めの家」は上越市春日地区にあります。建築家、渡邊洋治が妹夫婦のために建てた家で、最後の作品とされます。木造2階建てですが内部に階段はなく、代わりにスロープがあります。

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寄付を呼び掛ける 中野一敏さん
「階段のない2階建て住宅はほとんどないかもしれない。1階と2階の分断がない。たくさん違う高さの床高があるから(何階か)分からなくなってしまうかも」

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建物は、建てられてから50年近くが経ちます。10年ほど前から空き家となったこともあって、ところどころ傷んできているということです。地元の有志でつくる団体「ナナメの会」は、この家を修繕し宿泊できるようにして貴重な建築を体感してもらおうと、14日(水)からクラウドファンディングで経費の寄付を呼び掛けています。

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目標額は200万円で、水回りの改修などにあてられます。

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中野さん
「渡邊洋治さんがこれを造るとき『潜水艦を造る』と言った。雪が降ると雪に沈み、また春に浮上する。『潜水艦』というのはここの地域性に結びついている。(渡邊洋治は)歴史に名を刻むような名作を残した」

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渡邊洋治は直江津の出身で、1983年に60歳で亡くなりました。

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第3スカイビル(東京・新宿)

東京・国立西洋美術館など、数々の世界遺産を生み出した巨匠ル・コルビュジエの孫弟子にあたり、代表作は東京新宿の第3スカイビルや、糸魚川市の善導寺です。

 

Still0614_00007 (2)中野さん
「こういう空間体験は、この場所に来て体験してもらうのが一番理解できる。日本でも名作と言われる住宅が残っていることを知ってもらい、クラウドファンディングのページを見て興味を持ってもらえたら」

 

クラウドファンディングは、1口5000円から、受付は7月29日までです。

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クラウドファンディングはインスタグラムまたはフェイスブックで「ナナメの会」と検索してください。なお、6月14日は渡邊洋治の100回目の誕生日でした。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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