十作が縁、児童 宮古島へ 板倉区との交流事業4年ぶりの再開


交流事業に参加する4人の児童が結団式で決意表明

板倉区と沖縄県宮古島市城辺(ぐすくべ)地区の小学生による交流事業が4年ぶりに再開する。宮古島を訪問する児童を激励するため7日、結団式が板倉区総合事務所で開かれた。

「宮古島市城辺交流事業」は、板倉区稲増出身の中村十作が同郷の増田義一らと協力して宮古島の人頭税廃止に尽力したことを縁に開始。実行委員会を組織し、夏、冬相互の宿泊交流を通じて両地域の親善や郷土愛の醸成を目的に、平成6年から続けられている。

令和2~4年度は新型コロナ感染症の影響で中止となったため、今回は4年ぶりの実施となる。

結団式には抽選で選ばれた区内の小学6年生4人と保護者、実行委員会委員や引率の市職員らが出席。山本茂実行委員長はあいさつで「郷土の先達が宮古と板倉の縁をつないでくれた。これからも未来に向かい、宮古島との付き合いを結んでいってほしい」と激励した。

小川颯太朗君(板倉小)は「板倉の代表として中村十作の志を理解してきたい」、野村水希さん(同)は「市内を見学し、人頭税を学びたい」、奥原莉亜さん(豊原小)は「宮古島の文化をたくさん知りたい」、小山颯太君(同)は「歴史や文化の違い、命の大切さを学んできたい」と、決意表明した。

児童は17日から3泊4日の日程で、宮古青少年の家に宿泊し、城辺地区小学校との交流や、人頭税や宮古島に関する学習などを行う予定。

記事参照元:上越タイムス電子版

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