4年ぶり制限なしで過去最多31蔵が参加 上越市の「越後・謙信SAKEまつり」10月21、22日開催

潟県上越市の地酒と食の一大イベント「越後・謙信SAKEまつり」(同実行委員会主催)が2023年10月21、22日の2日間、高田本町商店街で開催される。新型コロナウイルスの影響で2020年から縮小や制限付きでの開催が続いていたが、5類移行後の今年は昨年禁止した食べ歩きも解禁し、4年ぶりに制限なしで実施する。長野県の酒蔵も初参加し、過去最多となる31蔵の地酒が味わえる。

昨年の「越後・謙信SAKEまつり」

試飲可能な酒蔵は上越市と妙高市の16蔵元(ワイン含む)と、魚沼市や佐渡市、新潟市、長野県のゲスト酒蔵10蔵元の計26蔵元。上越市内のクラフトビール3醸造所や野草酒、ジンの販売ブースもある。飲食や物販ブースは47店あり、テーブルを設置した5か所の飲食スペースを設ける。試飲料(試飲グラス代)は1日券が2000円、2日間共通が3000円。

妙高酒造が醸造を担当した祭り限定酒「車懸」

毎年人気の、祭りに合わせ県酒造組合高田支部に加盟する蔵元が持ち回りで製造する限定酒「車懸(くるまがかり)」は今年、上越市南本町2の妙高酒造が初めて仕込んだ。上越産の酒米「五百万石」を精米歩合50%まで磨いたやや甘口純米大吟醸で、生酒を瓶詰めした後、香りや味を崩さないように湯せんで火入れ(瓶かん火入れ)をした。

木村浩二社長は「祭りの華やかさと謙信の威風堂々とした風格をイメージして仕込み、香りと味のバランスが高いレベルで整っている。口に含んだ時は華やかな香りの広がりとふくよかな味わいがあり、最後は奇麗に流れ込んでいくので、自信をもってお薦めできる」と話している。1000本限定で720ml入り2200円。

4年ぶりの制限なしでの開催成功を祈願した実行委員会関係者ら

開催に先立ち9月30日、県酒造組合高田支部のメンバーら実行委員会(竹田成典実行委員長)が同市春日の春日神社でおはらい式を執り行った。車懸を奉納し、関係者18人が祭りの成功と安全を祈願した。竹田実行委員長は「やっと今年は全く規制がない形だが、(感染に)十分注意しながら開催したい。本当にたくさんの方に来ていただき、楽しんでほしい」と語った。

祭り前日の10月20日には、7月に初開催され好評を博した上越市と妙高市の酒販店9店の店主による“酒屋版SAKEまつり”「上越妙高サカヤノススメ。-139」が、SAKEまつり公式イベントとして本町3の高田まちかど交流館で開かれる。時間は午後5時から同8時30分まで。当日入場券2000円、枚数限定の前売りチケットは1500円。詳細はインスタグラムで確認できる。


www.kenshinsake.com

記事参照元:上越タウンジャーナル

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