ランバイク知って 上越市東城町坂井さん親子 仲間増やしたい 絆和君(3)が全日本入賞
ペダルがなく、足で地面を蹴って走るキッズバイクの「ランバイク」。低年齢から始め、身体能力の向上や自転車への移行がスムーズに図ることができ、注目されているスポーツだ。
上越市内で取り組んでいる子がいて、坂井絆和(きわ)君(3)はこのほど都内で行われた全日本ランバイク選手権シリーズ、3歳クラスで10位に入賞する活躍を見せた。
父・満月(まづき)さん(32、同市東城町1)によると、絆和君は1歳の終わり頃から、自転車に早く乗れるようになると聞いてランバイクを始めた。2歳になり、群馬県での大会に初出場し3位に入賞。勝つことの楽しさや友達と走ることのうれしさを覚えたという。
そこから、ランバイクを遊びから競技に切り替え、多くの大会に出場し、優勝や入賞をコンスタントに獲得してきた。妹・響和(おとわ)ちゃんも興味を抱き、取り組み始めた。
東北、関東、関西、中部、九州と他の地域にはたくさんチームがあるものの、地元上越市に限らず、新潟県にチームがないといい、一緒にやる仲間を増やしたいと話す。絆和君は「全国でトップライダーを目指したい」との夢を抱いている。
満月さんは「こんなに小さな子どもでも勝つことのうれしさ、練習の大切さ、人との関わりやあいさつの大切さなど、さまざまな経験ができる素晴らしいスポーツ。上越市でも、少しでもこのランバイクを知ってほしい」と望んでいる。
記事参照元:上越タイムス電子版