〈上越市出身・高倉萌香さんインタビュー①〉まず挑戦 可能性狭めない

大好きな地元・上越のためにも何か貢献できればと話す高倉さん(東京都内で)

かつて「上越市出身のアイドル」として話題を振りまいた高倉萌香さん(22)が11月、芸能活動を再開した。3年半の期間を経て芸能の世界に再び飛び込んだ決意や今後の芸能活動について、赤裸々に語った。(聞き手は報道部・上原雅樹記者)

―3年半ぶりに芸能活動に復帰しましたが、どんな思いがあって復帰したのですか。

そうですね、(NGT48を)卒業発表したのが、コロナ禍の真っただ中だったということもあって、卒業公演とかも中止になってしまったり、ファンとの握手会とかライブとかもできる状況ではなかったんです。大好きなファンの方に直接感謝の気持ちを伝えられなかったし、顔を直接見て言葉をやりとりするっていうのがかなわなかったので、すごく自分の中では心残りでした。

何かそういう感謝の気持ちを伝えられる機会を自分の中でもつくりたいな、って思っていて。そんな気持ちを持ちながら学校に通ってたんですけど、学生をしながら、「私が女優になる日」(2021年、TBS)に出させていただいたんですが、そこから演技をやらせてもらって、自分の中で考えているうちに、また芸能のお仕事をやりたいなって思って。人生一度きりなので、もう1回挑戦してみたいなって思ったのがきっかけです。

―所属事務所も決まって、ファンクラブも結成されました。取り組んでみたい仕事のジャンルや生かせる自分の強みはどんなところですか。

私は知名度がないので、まずはドラマとか、お芝居だったり、バラエティーだったり、雑誌だったり、ラジオだったり…自分で選んで可能性を狭めることなく、いろんな活動をやらせていただいて、まずは自分のことを少しでも知ってもらえるきっかけづくりができたらいいなっていうのが今は一番大きいです。

正直なことを言うと、やっぱりテレビに出たいなっていう気持ちがあります(笑)。頑張っていきたいと思ってます。

(NGT48のときは)何かを先頭に立ってやる立場じゃなかったので、みんなから引っ張ってもらったりとか。メンバーの中では年少でもあったので、みんなに付いて行くっていう感じでいつもやっていました。グループから卒業しちゃうと〝一人の人間〟になってしまうので、そこが自分の中では難しいところだなと感じています。グループでは、みんなが助けてくれて、私は伸び伸びとやらせてもらってたんですけど、今度は何をやるにしても一人なので誰にも助けてもらえないというか、自分の中で解決しないといけないっていうか、そこが難しいです。

◇ ◇ ◇

【高倉萌香(たかくら・もえか)さんプロフィル】

上越市出身。2015年7月、AKB48の姉妹グループで、本県を拠点にするNGT48の第1期生オーディションに合格。大ヒットした「Maxとき315号」でセンターを務めるなど、主力メンバーとして活躍。髪形にちなんだ「おかっぱ」のニックネームと、ユニークなキャラクターで人気を博した。20年3月に同グループを卒業。今年11月に芸能活動を再開。復帰直後のオンライントーク会の参加権は発売後7分で完売。来年1月24日から28日まで、東京・中野の「ザ・ポケット」で上演される舞台「僕らが鎌倉に来たのは、ただしらす丼を食べるため」「私たちが鎌倉に来たのは、ただしらす丼を食べるため」に出演する。

記事参照元:タイムスLite

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