地震で食品需要急増 商品なくなる店舗多数
上越市内のスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアは1日の地震以降、需要の急増や物流の影響で食品の品薄が見られた。
「本日の営業は、売り場が整い次第開始させていただきます」。同市内のドラッグストアは2日、開店時刻を遅らせる旨の貼り紙を出した。上越タイムス社が同市内のスーパーやドラッグストア、コンビニエンスストア約20店を調べたところ、1日の地震以降片付けが間に合わない店、総菜や弁当の納品が滞るコンビニエンスストアなどが目立った。
スタッフが被災したため人手不足に陥った店も。商品を売り場に陳列する作業が滞り、並べると同時に客が3個、4個と買い求めていた。1日夜は菓子パンやおにぎりなど、開封すればすぐ食べられる食品や水、お茶などのペットボトルが爆発的に売れたという。
市産業部は2日開かれた災害対策本部会議で、「市内のスーパーなどで品薄状態が続いている。ガソリンスタンドはタンクローリーによる補充が見込めないため、なくなり次第閉店する店もある」と報告した。
記事参照元:上越タイムス電子版