上越市富岡の上越ウィングマーケット内に上越地域初の本格ボルダリング施設6月30日オープン
新潟県上越市富岡の上越ウィングマーケットセンター内にボルダリングが体験できる「Climbing gym ジェイプラス」が2024年6月30日にオープンする。経験者用のウォール(壁)は高さ4.3m、幅25mで、人工芝の広い待機スペースを確保し、北信越国民スポーツ大会(旧北信越国体)などの大会も開催可能な上越地域初の本格的施設だ。
同市中田原のIT関連企業、ジェイテック(上越市中田原、徳道茂社長)が、コワーキングスペースなどを運営する中で、「若者を中心とした幅広い世代の交流の場に」と国の補助金などを活用し、空き店舗を改修して整備した。
施設面積は約100坪。ウォールは2種類あり、初心者用は高さ3.6m、幅5.4mで斜度は85〜100度。経験者用は85〜160度の傾斜がある。
表面に取り付けられたホールドと呼ばれるさまざまな形の突起物は、ピンクや赤、黒など10級から2段までの難易度を示し、同じ色のホールドに手と足を置きながら登っていく。ホールドの設置は、妙高市出身で2024シーズンリード日本代表の田中修太選手や同ボルダリング日本代表の天笠颯太選手らが行い、初心者から上級者まで楽しめる約70種類のコースがある。ほかにロッカーや更衣室、トイレ、足洗い場などがあり、冷暖房完備。
料金は初回会員登録料が1650円で、大人1日2200円、高校生以上同1650円、中学生以下同1100円など。初心者ウォール限定の初心者パックは、初回会員登録料とレンタルシューズ代込みで大人1日2500円、高校生以下同2000円。利用の年齢制限はない。
同社執行役員総務部マネージャーで、スポーツクライミングの審判やコーチの資格を持つ田中加織さん(50)は「上級者から初心者まで一緒の場でできるスポーツはなかなかなく、幅広い年代とレベルの人が集まって交流が生まれ、刺激にもなる」とボルダリングの魅力を語った。
徳道茂社長(62)は「今まで上越になかった環境だと思うので、子どもから年配の方まで幅広くご利用いただきたい。教室などの開催も検討したい」と話した。
営業時間は平日午後4時〜同10時。土日祝正午〜午後7時。6月30日は正午オープン。同29日まではクライミング経験者を対象にプレオープンしている。定休日は未定。
記事参照元:上越タウンジャーナル