なおえつ海水浴場でオコゼに刺される 男性が救急搬送されるも軽傷
上越海上保安署によると2024年7月20日午後1時頃、新潟県上越市のなおえつ海水浴場で、海中を歩いていた栃木県足利市の男性(22)が、足をオコゼに刺された。痛みとしびれを感じたことから男性は上越市内の病院に搬送されたが、軽傷で命に別条はない。
同署によると、男性は親族と海水浴に訪れていて、浜から約10m離れた消波ブロック付近の足が着く海域で、右足親指の付け根をオコゼに刺された。男性は海水浴場の管理所に行き、同所の職員が119番通報をした。
上越市立水族博物館うみがたりによると、上越沖にはオニオコゼやハオコゼが生息し、水深200m辺りから浅瀬まで広く分布している。浅瀬では砂に潜っていたり、岸壁や消波ブロック周辺で岩に擬態していたりするため誤って踏んでしまうケースが多く、刺されると痛みや腫れ、しびれなどの症状が出る。このほか上越沖にはアカエイやゴンズイなど毒を持つ生物も生息するという。
同署は「海には危険な生物もいることに注意してほしい。もしも刺されてしまい、おかしいと感じたら医療機関を受診して、周囲の人にも知らせるなど事故防止に努めてほしい」と注意を呼び掛けている。
オコゼに刺された現場付近
記事参照元:上越タウンジャーナル