上越市の直江津港内で釣りのカヤックが転覆 東京都の50代男性救助
上越海上保安署によると新潟県上越市の直江津港で2024年9月2日午前9時30分頃、東京都板橋区の50代会社員男性が乗る足こぎカヤックが高波を受け転覆した。男性は海に投げ出されたが無事救助され、けがはなかった。
現場はINPEX直江津LNG基地の桟橋近く。男性は同日午前5時30分頃、黒井浜から出発し、直江津港内で釣りをしていたが、次第に桟橋近くに流されていった。同8時頃、男性の接近に気付いたINPEX職員が注意したが、波が高く身動きがとれない様子から、同8時50分に同署に通報した。カヤックには波が打ち込み浸水し、同9時30分頃、西方向からの波を受けて転覆した。男性は桟橋から下ろされたはしごで救助された。
カヤックの長さは約3m。事故当時の気象はくもり、西の風約14m、波浪約2mだった。
同署は台風10号が熱帯低気圧に変化し、大気の状態が不安定だったとして「気象情報を確認し、天候の悪化が予想される場合には釣りに出るなどの行動は控えて」と注意を呼び掛けている。
事故現場付近
記事参照元:上越タウンジャーナル