こどもプール廃止へ 利用者20年前より9割減 上越市が方針
上越市は市内12カ所に設置している「こどもプール」について、本年度で廃止する方針を示した。15日の直江津区地域協議会で明らかにした。
同プールは昭和55年から平成2年にかけ、合併前上越市内の都市公園に設置された。施設内にはプールやシャワーなどを備え、夏休みのシーズンに児童らへ水遊びの機会を提供してきた。
市の説明によると、年間利用者数は20年前と比較し9割減少。本年度の利用者数は5012人だったという。
この状況を受け、市は利用実績のある保育園や町内会、関係部局へ聞き取りを実施。少子化の影響などにより公園機能としてのプールの必要性が低下し、現状の公園利用目的との乖離(かいり)が確認されたため、全プールの廃止を決定した。
廃止されるこどもプールの所在地は、柳善公園(東城町2)、お馬出し公園(大町2)、中島公園(北城町3)、大野公園(高土町2)、新町公園(新町)、上稲田公園(稲田4)、いちょう公園(昭和町1)、古城公園(港町1)、とどろき公園(栄町1)、毘沙門公園(五智1)、桐ノ木公園(佐内町)、春日新田公園(春日新田5)。
プール跡地については今後、地元町内会と整備方針について協議を行うとした。
記事参照元:上越タイムス電子版