上杉謙信愛刀の国宝「山鳥毛」上越市での展示正式決定 期間は8月13〜24日

新潟県上越市によると2025年2月21日、第100回謙信公祭(8月23、24日)に合わせ、上杉謙信が愛用していた刀で国宝の「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」を市内で展示することが決まった。展示は同市本城町の市立歴史博物館で8月13〜24日を予定している。

謙信が愛用した刀で国宝の「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」

第100回の節目を記念した特別展示として迎えようと2024年9月、所有する岡山県瀬戸内市の武久顕也市長に借用を依頼していた。国宝の展示に必要な文化庁からの許可が今年2月7日に下りたことを受け21日、中川幹太上越市長が武久市長と面会し、借用が承諾された。

瀬戸内市が2020年3月に山鳥毛を取得して以来、県外での展示は初めて。上越市観光振興課によると、武久市長は「県外で初めての展示は上越市に決めていた。(山鳥毛の)購入の際には上越市から応援をいただいたので、義の心をもって応えたい。ぜひ山鳥毛の魅力を伝えてほしい」と話したという。

観覧方法などは今後検討するとしている。市は山鳥毛の展示に係る費用として1008万円を新年度予算案に計上している。

 

記事参照元:上越タウンジャーナル