e―スポーツ選手42人出場 上越市で大規模トーナメント大会

42人の頂点を決める決勝戦。画面上の派手な演出とは逆に選手は静かな戦い

上越地域のe―スポーツ選手が集まり頂点を決める「上越e―スポーツカップ」が9日、上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで開かれた。10歳から40代までの42人が出場し、優勝を懸けて対戦型格闘ゲームで争った。e―スポーツやe―ビジネス、e―ラーニングなどの振興に取り組む上越5e協議会主催。

出場者は四つのブロックに分かれ、カプコン(本社・大阪市)の「ストリートファイター6」で勝敗を競った。各ブロックのトーナメントを勝ち抜いた4人が準決勝に進出、ステージ上で白熱の試合を繰り広げた。ギャラリーには選手の友人や出場者が集まり、試合を静かに見守った。

優勝は圧倒的な強さに加え、相手のわずかな隙を逃さなかった「くさの」さん(31)。「10年間やってきて初めて大会に出場した。優勝できてうれしい。オフライン対戦の楽しさを再認識できた。こういう機会が増えてほしい」と話していた。最年少の10歳で出場した「ポンズキング」君には特別賞が贈られた。

上位入賞の選手を囲んで記念撮影が行われた。握手し合うなど、交流も生まれた

上越5e協議会の前川秀樹幹事長(丸互社長)は「次回以降、大会運営方法などを検討し、参加者の拡大を図っていきたい」と述べた。大会にはe―スポーツを振興している長岡市役所の担当者も視察に訪れ、前川幹事長と言葉を交わした。前川幹事長は「ぜひ、上越市と長岡市で大会を開くことができたら」と話した。

記事参照元:上越タイムス電子版