「現場の声」飛び交う 市議と地域協議会長 地域自治で意見交換 上越市

上越市議会の総務常任委員会は3日、春日謙信交流館(上越市春日山町3)で、各地域協議会の会長らとの意見交換会を開いた。市が本年度で終了する方針を示している地域活動支援事業、来年度から導入予定の「地域独自の予算」などについて、活発な議論が交わされた。

 同委員会が住民自治・地域自治、地域協議会制度をテーマに行っている所管事務調査の一環。4月末までに予定している提言の内容に反映させる狙い。

 参加した会長らを4グループに分けて意見交換。同委員会の委員も加わり、地域協議会、地域活動支援事業、地域自治区制度の課題や在り方について熱心な意見交換が展開された。

 各グループで出された意見は委員が集約し、発表。「地域活動支援事業を廃止するというのなら、対案を明確に示してほしい」「市長が言う『地域独自の予算』の中身が見えない」「13区と15区(合併前上越市)は、同じ土俵で語れない。かつての町村、自分たちでまちをやってきた13区に対し、15区それぞれが『地域独自の予算』に向かって地域計画を立てるのは難しい」など、さまざまな意見が披露された。

 滝沢一成委員長は「皆さんからは、まさに『現場の声』を聞かせていただいた。きょう頂いた意見を網羅し、一つ一つ検証し、提言書を作っていきたい」と述べた。

「現場の声」飛び交う 市議と地域協議会長 地域自治で意見交換 上越市

記事参照元:タイムスLite

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