浦川原・安塚・大島中の統合 編入方式か新設か

上越市浦川原区、安塚区、大島区の3つの中学校を浦川原中学校に統合することについて、新しい校名を設けるのか、または浦川原中学校への編入とするかをめぐり、PTA関係者などの話し合いが20日から始まりました。結論は今年秋までに出し、市教育委員会は、早ければ令和6年4月の統合を目指す方針です。

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統合されるのは浦川原区、安塚区、大島区の市立中学校3校です。早ければ2年後、令和6年4月の統合を目指し、校舎は浦川原中学校の校舎を使います。

20日の話し合いには、各区の小中学校のPTA会長や保育園の保護者会会長、町内会の代表など19人が出席し、統合方式について意見を交わしました。

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具体的な方式は2通りあります。ひとつは、安塚中と大島中を廃止して、浦川原中学校に編入統合する方式。もうひとつは、3校全てを廃止とし、新しい学校を新設する方式です。編入統合の場合は、校名が浦川原中学校となり、校歌や校章、体操着などは浦川原中学校のものを使用します。一方の新設統合では、校名をはじめ、全てを新しくするため、編入に比べ統合への時間がかかると見込まれます。

20日は保護者などの意見が分かれました。

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「編入統合の気持ちが強い。体操着など 購入の負担が不安」
「編入統合のほうがよい。(新設だと)時間かかるので、その時間を割くよりも違うところに時間を使ったのほうがよいのでは」
「新設統合にしてほしい。編入より新設した学校に入ったほうが一体感が生まれるのでは」
「新設の方向がよい。浦川原中の校歌だと違和感がある」

そのほか、保護者からは各区の中学校の生徒にも意見を聞いてほしいという要望がありました。

市教育委員会教育総務課 小林秀智 参事
「保護者からは統合方式について保護者アンケートと、中学生にもアンケートを取ってほしいという要望があったので、これから教育委員会に持ち帰り検討し、次の会に備えたい」

話し合いはこの後も行われ、8月中には統合方式を決めます。その後、地域協議会への諮問・答申を経て、来年の3月議会に提案されることになっています。

上越市教育委員会によりますと、3区それぞれの中学校の生徒数は令和3年5月1日現在、浦川原中が85人、安塚中が29人、大島中が20人です。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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