上越市清里区の米農家の娘が作る米粉のオムレット キッチンカーで販売
新潟県上越市清里区の米農家の娘が、実家の米を使った米粉100%のオムレットを、2022年7月からキッチンカーで販売し始めた。同区内のイベントなどで出店し、米粉の魅力を発信している。
キッチンカー「お米カフェ結(むすび)」を営むのは、同市の丸山優妃さん(26)。大学で管理栄養士の資格を取得するなど食について学んだ後、食品会社に就職した。仕事の傍ら実家の農作業を時々手伝ううちに農業の面白さに気付き、実家の米を贈った知り合いに予想以上に喜ばれた経験から米の魅力を再認識。「実家の米を使って何かしたい」と、今年4月に退職し、実家の農作業を手伝いながらキッチンカーを始めた。
販売するのは、米粉を使った“ふわもち”の生地が自慢のグルテンフリーのオムレット。米粉は実家のコシヒカリか新之助を中心に使用しており、米の風味がほのかに香る。トッピングは生クリームや旬のフルーツなどを使い、つぶあんホイップ(450円)やチョコバナナホイップ(500円)、期間限定のシャインマスカットホイップ(600円)など、現在は5種類を用意している。
14日、同区青柳のビュー京ヶ岳で3度目の出店をしていた丸山さんは、「1人で(営業するので)大変だけど、小さい子が『おいしい』と言っているのを聞くとうれしい」と早くもやりがいを実感。営業に慣れるまでは同区内での出店に限り、その後市街地にも出店していく予定だという。「米粉は家で食べる機会があまりないと思うので、食べてみて『米粉も悪くないな』と、米に意識を向けてもらえたら。人との縁を大事にやっていきたい」と語った。
直近の出店予定は、8月17日に無印良品直江津の移動販売バスと共に、清里区内3か所で出店する。午前10時〜同10時30分に清里コミュニティプラザ、同10時45分〜同11時15分に三原田組、同11時30分〜正午に清里診療所。その後の出店予定など最新情報は同店インスタグラムで発信する。
記事参照元:上越タウンジャーナル