〈動画あり〉リズミカルに言葉紡ぐ 地元ラッパーら即興ライブ 上越サイファー
フリースタイルラップのイベント「第1回上越サイファー」が8日、上越市高土町3のアミューズメントバー・カラバルで開かれた。
サイファーは、複数人のラッパーが輪をつくり、即興のラップで掛け合いを行うもの。上越市でも地元ラッパー有志が高田駅前などでサイファーを行っているが、今回は音響設備を使ったイベントとして企画。地元や県外のラッパーが参加し、リズムに合わせて言葉を紡いだ。
フリースタイルラップはリリック(歌詞)を即興で作っていくのが特徴。参加者たちはラップに対する思い、イベントが開かれたことの喜びなどを、韻を踏みながらまくし立てた。音響設備のハプニングさえも即座に歌詞に組み込み、疾走感にあふれたひとときとなった。
サイファーに先立ち、新進気鋭のラッパー、阿修羅さん(22、上越市)によるミニライブが行われた。阿修羅さんは8月に、MCバトル(即興ラップの対戦)の全国イベント「KING OF KINGS」の新潟予選で優勝し、今月開かれる東日本予選に進出。11月には関東へ拠点を移す予定で、同日は旅立ちの決意を込めたライブとなった。
上杉謙信の精神性や、阿修羅さん自身の人生観、交通事故で亡くした友人への思いなどをラップに乗せて歌い上げた。「好きなことをするのが一番。それが自分はラップだった。(自身のパフォーマンスが)勇気を奮い立たせる力になってくれればうれしい」と語った。
◇ミニライブの動画はこちらから
記事参照元:タイムスLite