来年のえとは「卯」 上越市のイラストレーターひぐちキミヨさん、ウサギの置き物制作

新潟県上越市在住のイラストレーター、ひぐちキミヨさん(64)が来年のえと「卯(う)」にちなんだ「兎(うさぎ)だるま」などの置き物3種類を制作した。同市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで開催中の「年の瀬はいから堂」(〜2022年11月27日)で販売している。

えとの置き物は3種類で(前列右から)福うさぎ、兎だるま、だるま抱き兎

ほのぼのとした味わい深いタッチのイラストが人気のひぐちさん。一昨年の「丑だるま」から年末に新年のえとの置き物を制作している。

今年は張り子の兎だるま、陶器製で貯金箱にもなる「だるま抱き兎」と「福うさぎ」の3種類で、大きさはいずれも高さ約9cm、横約8〜9cm。どれも一つ一つひぐちさんが手描きしており、微妙に顔の表情が違い、「福」の文字の色も数種類ある。

ひぐちさんは「ウサギはコロンと丸く優しい雰囲気があるので、幸せな気持ちで新年を迎えていただければ」と話していた。

10月に撤去された大手町の高田横断歩道橋

また高田や直江津の町並みや、市内の飲食店などを描いた2023年用カレンダーも完成した。5種類あり、10月に撤去された上越大通り大手町交差点の歩道橋や閉校した市立古城小学校、和菓子店「枡形屋」(南城町1)、小竹製菓(南高田町)などが描かれている。

小竹製菓
枡形屋
閉校した市立古城小

価格は兎だるまとだるま抱き兎が1980円、福うさぎ1650円、カレンダーはA4判1200円、卓上型1000円。今後は本町6の高田小町で開かれる「年の瀬はいから堂in町家交流館高田小町」(12月3、4日)、直江津ショッピングセンターエルマールでの「ひぐちキミヨ ゆく年くる年」(12月6〜15日)でも販売する。

コラボショップ「年の瀬はいから堂」

開催中の年の瀬はいから堂は、同市土橋の「インテリア&なごみ雑貨ここちすたいる」(秋山綾子代表)とひぐちさんが15年以上開催しているコラボレーションショップだ。

手ぬぐいやえとの正月飾りなどが並ぶ「年の瀬はいから堂」

ここちすたいるのコーナーには、クリスマスや正月のあいさつに使える柄や材質もさまざまな手ぬぐいをはじめ、新年のえとにちなんでウサギをモチーフにした正月飾り、手袋などの冬小物、吉野葛を使った菓子類などが並ぶ。浦川原区の樹林窯の器販売やてぬぐいリースのワークショップも開いている。

時間は午前10時から午後6時まで、27日は午後4時まで。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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