道の駅あらい「四季彩館みょうこう」の農産物直売所と飲食店が冬季営業休止

新潟県妙高市は2022年12月13日、コロナ禍での経営難が続く道の駅あらい東側エリア「四季彩館みょうこう」内の農産物直売所と飲食店を、冬季営業休止すると明らかにした。冬の大幅な利用者数の減少と来期の運営を見据えての決定で、期間は2023年1月1日から3月15日まで。

冬季の営業を一部休止する四季彩館みょうこう

同館は建設費約4億3800万円かけて、2020年7月に開業。同日の市議会全員協議会での報告によると、休止するのは今年7月に設置した量り売り実証店「ハカロッサ」を含む農産物直売所と、食堂の「漁師直営 魚祭」。コロナ禍でのオープンで利用者数が伸び悩み、今期は光熱費、原材料費などの高騰も相まって経営を圧迫。指定管理者の妙高ふるさと振興から11月に協議の申し入れがあり、冬は農産物の減少や雪の影響で客足が遠のくことが予想されることから、「来期の運営に支障をきたす」として休止が決定した。

市農林課によると、2020年度は約15万7000人、2021年度は約13万人の来場があったが、このうち1〜3月は全体の1割程度となっていた。除雪した雪が国道側に積み上がり、建物や出入り口が分かりづらくなることや、駐車場には消雪パイプがなく、大雪時には除雪が行き届かないことなどが影響しているとみられる。今後市は、運営改善に向けて指定管理者と協議するとしている。

休止期間中も同館内の案内所、ホール、トイレは定休日(月、金曜を予定)を除き開放する。駐車場と国交省が管理する屋外トイレは変わらず利用できるよう、定休日も市が除雪を行う。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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