「まずやってみる」子どもを育てる 上越市で小学生向け「探究塾」スタート

新潟県糸魚川市を拠点に「子どもの創造力と実践力を育てる」をテーマとしたイベントなどを展開している、「Tinkering Base(ティンカリングベース)」は、小学生を対象とした放課後開催の探究塾「アフタースクール」を上越市内で開講する。2023年2月にプレオープンし、4月から正式にスタートとなる。参加児童募集にあたり、1月24日に保護者を対象としたオンライン説明会を開催する。

「創造力」「実践力」を育てる

ティンカリングとは、素材や道具、機械を「いじくりまわす」こと。何が起きるか予測が難しい今の世の中では、「プランを立てる」よりも「いち早く触れて、実際にやってみて、遊び尽くす」というスタンスが大切という考え方だ。

子どもの“ワクワク”を大切に「まずやってみる」ことを大切にする

株式会社イールーが運営するティンカリングベースは、地域と自然の中に “基地” を置く。「探究 × 創造 × 実践」がテーマの教育プログラムで、子どもの好奇心やワクワクする気持ちを原動力に「まずやってみる」ことを大切にする。そして身近な不思議を解き明かし、解決策を試行錯誤しながら実践していく力、世界を生き抜く力を身に付ける。

監修は、上越教育大学附属中学校・教諭で理科やT&Q(総合的な学習の時間)を担当する大崎貢氏が務める。2022年12月の冬休みに上越・糸魚川で開催された「Tinkering Base」ウィンタースクールには、7日間で延べ約100名の児童が参加し、大好評を博した。

冬休みに開催されたウィンタースクールには100人以上の児童が参加した

iPadを使って身の回りの世界に触れよう

2月からのアフタースクールでは、児童1人に1台iPadを貸与し、アートやデザイン、プログラミングなどを体験する。外国とのオンライン交流なども行う。

1人1台iPadを貸与し、アートやデザイン、プログラミングなどを体験する

重視するのは、iPadを活用して学びを動画やイラストにまとめながら、アウトプットを数多く実践してもらうこと。自分自身でコンテンツを制作していく過程をもち、対象物をより詳しく観察したり、自分なりのものの見方・考え方を発表したりすることで、一人一人の個性が醸成されていくという。

子どもたちが作成した発表物は、クラウドサービスを活用して、子どもたち同士はもちろん保護者にも共有。対話が生まれることで、子どもたち自身が新しい価値観に触れるきっかけも創出していく。

オンラインで全国や海外の “おともだち” と交流も

会場とテーマ

会場は「高田のbibitコワーキングスペース&クリエイタースペース」(上越市本町4-1-7)で、平日午後5〜6時に、曜日ごとのテーマに沿った探究講座を開催する。また前後の時間(午後3〜7時)には、民間学童として小学生の預かりも受け付ける。

プログラム例(内容変更の場合あり)

  • 月曜日/デザイン&アート/iPadを使ってデザインを学ぼう
  • 火曜日/グローバル/英語で世界を見るメガネをかけよう
  • 水曜日/プログラミング/課題解決アプリを作ろう
  • 木曜日/カルチャー/日本文化や伝統工芸を学ぼう
  • 金曜日/マインドフルネス/頭と身体をすっきり整理、気持ちいい週末を迎えよう!

1日体験チケットは2500円。参加月額など詳細はWEBサイトで順次告知する。4月以降は、糸魚川でも開講する予定。

デザインやプログラミングだけでなく、日本の伝統文化なども学ぶ

1月24日 保護者対象にオンライン説明会

参加児童募集にあたり、1月24日の午後7〜8時に、保護者を対象としたオンライン説明会も開催する。都合が合わない場合は、動画や説明会資料を送る。申し込みはこちら

担当スタッフは「ティンカリングは、デザインする力や問題解決の力を高めることができる手法として近年注目されています。本プログラムを通じて、上越地域ならではの自然や暮らしの不思議を体感してもらい、世界を広げるきっかけにしてもらえば」と話している。

問い合わせは、株式会社イールー(担当 金子・伊藤)

記事参照元:上越タウンジャーナル

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