里山を未来につなぐ、新潟の新しい日本酒「MANDOBA」 クラウドファンディングで先行販売開始
新潟県上越市の中山間地を舞台にした、日本酒による地域再生の取り組み
MANDOBAは、コーディネートをわたご酒店(新潟市江南区)、酒造りを竹田酒造店(上越市大潟区)、米づくりとプロジェクトの企画・デザインをU・STYLE が行う、3 社の挑戦とコラボレーションから実現した日本酒です。
原材料には弊社が自社栽培した、栽培期間中 農薬・化学肥料不使用の酒造好適米「五百万石」を使用し、昔ながらの生酛づくり、蔵付酵母による醸造で酒造りを行いました。自然の作用がもたらす、複雑でひろがりのある爽やかな旨味と、果実感を思わせる甘美な香りが特徴です。2023年3月15日よりクラウドファンディングMakuakeにて先行販売を開始し、プロジェクトの公開初日に目標額400%を達成いたしました。
【クラウドファンディングMakuake プロジェクトページ】
https://www.makuake.com/project/u-style-niigata/
弊社は2020 年、支社のある上越市安塚区で地域ブランド「里山ボタニカル(https://www.satoyama-botanical.com/)」を立ち上げ、里山の価値創出や継承のデザインに取り組んできました。
その新たな展開として開発したのが「自然のめぐりが醸す酒 MANDOBA 」です。
■デザイン会社 × 酒蔵 × 酒屋 の共創と 、それぞれの新しい挑戦が生んだ酒
日本酒「MANDOBA」は、新潟のデザイン会社・酒蔵・酒屋による共創プロジェクトです。「日本酒で里山を未来につなぐ」という目的を共有し、構想段階から3 社の専門性と発想を掛け合わせながら、日本酒づくりを進めました。
◯U・STYLE(米づくり・プロジェクト企画・デザイン)
新潟県新潟市にあるデザイン会社。「デザインで幸せをつくる」を合言葉に、ブランディングデザインの経験をベースに、デザインの思考や手法を地域の課題解決や未来づくりに取り入れて、自ら現場に身をおきながら様々なチャレンジをしています。
【挑戦】
里山を未来につなぐことを目的に、デザイン会社ながらも米づくりや日本酒造りに挑戦。米のつくり手から始まる日本酒造りという新しい挑戦です。
◯竹田酒造店(酒造り)
MANDOBAの醸造を担う新潟県上越市の酒蔵。代表的な銘柄は「かたふね」。1866年(慶応2年)から酒造業を始め、現在9代目。10代目となる竹田春毅さんが、今回のプロジェクトに参加しています
【挑戦】
「生酛造り/蔵付き酵母」による伝統的醸造方法への挑戦。できるだけ自然の作用でつくりたいU・STYLE の思いと、伝統的酒造りに挑戦してみたい竹田酒造店の思いが、タイミングよく出合い、生酛造り/蔵付き酵母による醸造に挑戦。竹田酒造店の現役世代にとっては初めての試みです。
◯わたご酒店(コーディネート)
今回の日本酒づくりをコーディネートする新潟県新潟市にある酒屋。祖父母が始めた酒屋を寺田和広さんが孫継ぎし、「Fun to Drink;」を合言葉に、これまでの酒屋の枠を超えて「楽しく飲む体験」をつくっている酒屋です。
【挑戦】
日本酒をつくりたい人の思いや描いている未来から、それを実現するための日本酒づくりをコーディネートし、酒蔵・作りたい人・生活者の間に立ってつなぐ、酒屋の新しい役割への挑戦。U・STYLEの思いを聞いた店主の寺田さんが、竹田酒造店と繋いでくれたことによって、このプロジェクトが実現しました。
■里山を未来につなぐ手段としての日本酒
今回、私たちがこの日本酒を開発した目的は大きく2つあります。
(1)安塚の里山やそこにある営みを知ってもらい、触れてもらうきっかけをつくること。
里山を未来へつなぐためには、まず多くの人から存在を知ってもらい、さらに地域に関心を寄せてくれる人を一人でも多くすることが必要だと考えています。この日本酒を入口に、まずは楽しくおいしく、安塚の里山の一部に触れてもらえたらと思っています。
(2)里山で人と自然がよりよく共生しつづけるための一歩とすること。
農薬や化学肥料を使わずに安塚でも稲作ができ、収穫したお米から適正な収益を得られることを自ら実践する。それによって、これから自然に寄り添った農業や生活をしたい人が安塚を選んでくれたり、関わってくれたりすることを目指しています。そして環境共生型の農業や生活が地域に根づくことで、里山環境もさらに良くなると期待しています。
■自然の作用を最大限に生かす製法で
農薬や化学肥料を使わず、土地の力を引き出しながら自然の営みに沿ってつくったお米で仕込む日本酒。MANDOBA は、米づくりから酒造りまで、できる限り自然の作用でつくることを大切にしました。
【MANDOBA の特徴】
・昔ながらの手間暇をかけた伝統的製法「生酛造り」
・酵母を添加せず、蔵付き酵母による醸造
・栽培期間中農薬・化学肥料不使用の酒造好適米「五百万石」を100% 使用
・酒蔵地下の湧水による仕込み
・純米酒
・精米歩合:70%
【味わい】
複雑でひろがりのある爽やかな旨味と、バナナやブドウなどの果実を思わせる、甘美な香りが特徴です。
■里山の四季の営みを埋め込んだ5種類展開
安塚の里山の季節や営みを感じながら楽しんでほしいと思っています。そのため、同じ仕込みから味わいの変化が楽しめる5 種類の日本酒をつくり、それぞれに安塚の里山の季節や営みに由来するタイトルや願いを込め、その時季にあわせて順次リリースいたします。
※ ラベルのデザインは現在制作中のためイメージです。
「芽出」(初春)
春の気配とともに雪が緩んでくると、田植えにむけた準備が始まります。冬の間保管していた種もみを取り出し、選種などの工程を経て芽出しをします。「今年も始まる。」そんな期待が溢れる作業です。
[特徴]
・イメージ:春の里山の生命力
・微発砲
・直詰/生酒(要冷蔵)
「田休」(初夏)
6月には無事田植えが終わったことと稲の順調な生育を念じた「田休み節句」が行われます。裏山の笹で作った笹餅や、朴の葉でくるんだ赤飯が神棚や仏壇に供えられ、みなで酒を酌み交わし英気を養います。
[特徴]
・イメージ:フレッシュな山の恵み
・フレッシュ
・1度火入
「出穂」(夏)
8月上旬から下旬にかけて茎の中からさやを割って薄緑色の穂が出てきます。早朝、露をたたえた美しい穂を眺めながら、その年の作柄を左右するこの時期の好天を、天に向かって祈ります。
[特徴]
・イメージ:若い穂が伸びやかに育つ頃の爽やかな夏空
・にごり(ロックやソーダでもおいしい)
・2度火入
「刈上」(秋)
山の粘土質の田んぼの稲刈りは、機械化が進んだ今でも簡単ではありません。昔は、稲刈り、稲背負い、はさかけ、脱穀と、稲を米にするまでの過程すべてが手作業で行われていました。昔も今も、刈上はその1年が報われる、何にも変えがたい喜びです。
[特徴]
・イメージ:一年で最も米に恵まれる時期、米の香りをふくよかに愉しむ
・常温や燗でもおいしいふくよかさ
・2度火入
「越冬」(冬)
田んぼ仕事がひと段落する晩秋、冬を迎える準備に入ります。雪国ならではの「雪室」を活用した貯蔵もそのひとつ。「MANDOBA – 越冬 -」も安塚にある雪室で数ヶ月熟成させ、味わいを深めます。
[特徴]
・イメージ:もっとも上質なところを雪室で熟成させた特別な1杯
・雪室熟成
・ベストな中取り
・1度火入
日本酒「MANDOBA」が目指すのは、里山をよりよく未来へつなぐこと。たくさんの方に味わって、楽しんでいただき、安塚の里山の気配にまずは触れてみていただきたいと思っています。
【クラウドファンディングMakuake プロジェクトページ】
https://www.makuake.com/project/u-style-niigata/
◯株式会社 U・STYLE
・コーポレートサイト
https://u-style-niigata.com/
・里山ボタニカル ブランドサイト
https://www.satoyama-botanical.com/
・里山ボタニカル Instagram
https://www.instagram.com/satoyama_botanical/
記事参照元:PR TIMES