臨場感十分 宇宙への一歩 星のふるさと館プラネ新番組 アポロ計画など開発史紹介

『宇宙への第一歩』のワンシーン。全天周スクリーンにより、宇宙船の中にいるような感覚に浸れる

清里区青柳の上越清里星のふるさと館は4月から、プラネタリウムの新プログラムを上映している。

同館のプラネタリウムはデジタル式で、星空以外にもさまざまな映像を映し出すことが可能。専用に作られた番組は視界いっぱいに映像が広がり、高い没入感や臨場感を味わうことができる。

本年度の新番組『宇宙への第一歩』は人類の宇宙開発の歴史をたどる。ロケットの開発や人類を初めて月まで運んだアポロ計画、将来の有人火星探査に向けた最新の研究などを紹介している。

プラネタリウム室入り口の上には上映番組のポスターを展示。さまざまな番組を上映している

月面着陸の記録映像や、CGで再現された月着陸船などが見どころ。宇宙船内部や水中での無重力訓練の様子を撮影した映像は、その中にいるような感覚で、プラネタリウムならではの映像体験となっている。

同館指導員の山崎尚宏さんは「古代は空を見上げるだけだった人類が月へたどり着き、今度は火星へ行こうとしている。人類の発達の歴史に触れることができる」と話す。

子ども向け番組もリニューアル。7月までは『サンとムーン2 まいごのおほしさま』、8月から11月までは『ヤドカリくん まんげつのひみつきち』を上映。未就学の小さな子どもも楽しめる。

『宇宙への第一歩』は星空生解説と同館オリジナル番組『くしりんと銀河鉄道の旅』と同時上映し、計約1時間のプログラム。毎日午後3時から上映する。子ども向け番組は土日曜と祝日の午前10時30分からと午後1時30分からの2回上映。星空生解説と合わせて約35分のプログラムとなっている。他にも昨年度から継続して上映する番組がある。

プラネタリウム料金は入館料込みで大人620円、小中学生410円、幼児無料。問い合わせは同館(電025・528・7227)へ。

記事参照元:上越タイムス電子版