「よしかわ杜氏の郷」が民営化後初の新商品 純米吟醸酒「うすにごり」を限定400本で販売中
新潟県上越市吉川区の「よしかわ杜氏の郷」(野澤朗社長)は、地元産の酒米「五百万石」だけで仕込んだ純米吟醸酒「うすにごり」を新発売した。販売数は400本限定のため、なくなり次第終了する。
民営化後初となる新商品「うすにごり」は、“にごり”を体感できるよう、水色のクリア瓶を採用した。瓶をゆっくり振ると、クリアな上層と白く沈殿した下層が混ざり合い、同社の製造・営業販売係長の谷内幹典さん(50)によると「飲んだ時の口当たりがスッキリするし、にごりの部分は甘みを感じることができる」。
酒瓶のラベルはシールタイプではなく首掛けタイプにするなど、これまでにはないスタイリッシュな見た目も特徴の一つ。谷内さんによると、「今までの商品にない爽やかさ」をイメージし、普段日本酒を飲まない人や若い世代などが気軽に手に取りやすいデザインに仕上げたという。
おすすめは冷蔵庫で冷やし、刺し身やカルパッチョなど、魚介類との組み合わせ。「春風の季節にふさわしい商品に仕上がった。爽やかでスッキリとした味わいで、これからの季節にぴったり。ぜひ味わってほしい」と広くピーアールしている。
精米歩合60%。アルコール度数は16%。720mlで2000円。販売場所はよしかわ杜氏の郷、上越妙高駅内の「さくら百嘉店」、うみてらす名立売店。
問い合わせはよしかわ杜氏の郷025-548-2331。
民間企業として再スタート
同社は市が株式の82%を保有していた第3セクターだった。経営不振のため市は今年3月、全株式を地元吉川区の源建設に売却し、同社は民間企業として再スタートした。社長には、同市の元副市長で2021年の市長選に出馬した野澤朗氏が就任した。
https://www.yoshikawa-touji.co.jp/
記事参照元:上越タウンジャーナル