うみがたりのジロー(40)がゴマフアザラシ国内最高齢に

新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」にいるオスのゴマフアザラシのジローが、飼育下で繁殖した個体として国内最高齢となった。ジローは40歳。ゴマフアザラシの平均寿命は30歳程度とされている。

日本動物園水族館協会に加盟する水族館で飼育されているゴマフアザラシのこれまでの最高齢は、新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)にいたメスの「天洋1(てんよういち)」だったが、2023年5月12日に死んだ。47歳だった。天洋1に次ぐ最高齢が、うみがたりにいるジロー。

父親のジョーのように垂直で浮く姿勢を見せるジロー(2023年5月18日)

ジローは水の中で直立不動で「気を付け」をした姿勢で「立つアザラシ」として人気を集めたジョーの息子。1983年3月25日に旧上越市立水族博物館で生まれた。

うみがたりの担当者によると、体長約160cm、体重106kg。高齢のため目が見えないが、特に病気もせず、食欲も旺盛だ。父親ジョーのように垂直に浮くしぐさをほかのアザラシに比べて頻繁に見せるという。

同館では「これまでも長く来館者を楽しませてくれた。これからも温かく見守りつつ、元気な姿を見てもらいたい」と話している。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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