中川上越市長7泊8日でオーストラリア訪問中 カウラ市やダーウィン市など

新潟県上越市の中川幹太市長は2023年8月4日から9日まで、オーストラリアを訪問している。同市と同じく太平洋戦争中、捕虜収容所があったことから平和友好交流関係にあるカウラ市のほか、上越市との友好交流を希望しているダーウィン市も訪ねる。

カウラ市と上越市は2003年に平和友好交流意向書を交わし、今年で20年の節目を迎えたことから訪問する。中川市長は、上越日豪協会の関勝代表とともに、戦時中、カウラ市にあった捕虜収容所で起きた日本兵集団脱走事件の慰霊式典に出席するほか、戦争墓地に献花する。

ダーウィン市は、石油開発大手のINPEX(インペックス)による液化天然ガス(LNG)事業「イクシスLNGプロジェクト」の拠点で、同プロジェクトで生産されたLNGは直江津LNG基地で受け入れている。市によると、ダーウィン市が上越市との友好関係構築の意向を示しており、中川市長がダーウィン市長を表敬訪問し、今後の友好交流について協議するという。イクシスLNGプロジェクトも視察する。

ダーウィン市は戦時中、旧日本軍による激しい空襲を幾度も受けた歴史がある。7月31日の定例記者会見で中川市長は「ダーウィン市と上越市は国際平和に対する意識が高いことも共通している。平和とエネルギーといった縁を意識しながら、今後の交流に向けて協議したい」と話した。

記事参照元:上越タウンジャーナル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

5 × five =