上越市本町に「ハンドメイドショップここはれて」がオープン 子どものフリースクールとしても活用

新潟県上越市本町4に「ハンドメイドショップここはれて」が2023年9月6日にオープンする。「NPO法人体験型フリースクールここはれて」が運営し、全国のハンドメイド作家らの作品展示販売を行うほか、不登校の子どもたちが集える場所として、店舗での販売体験をしながら成長や社会参加をサポートしていく。

オープンする「ハンドメイドショップここはれて」

店舗を立ち上げたのは、同NPO代表の松岡江利子さん。松岡さん自身の子どもも不登校という状況にある中で「子どもが自主的に集える場所を作ろう」と一念発起。全国で活動する作家などの作品を紹介しながら、作品の販売に携わる体験をすることで子どもたちの心身の成長や自立につなげたいとしている。

展示ブースなどがある店内

店内の壁面には約160もの手作り木製ブース(高さ28cm×横59cm×奥行き30cm)が作り付けられており、作品や商品などを展示できる。ブース利用は個人(子どもも可)、学校、企業など誰でもOKで、商品はハンドメイド雑貨、本、服、絵画、自社製品など基本的に問わない。

同店への委託販売形式で、販売手数料は売上の35%。手数料分は店舗運営や、子どもたちと楽しめるイベント費用に充てられる。ブース利用申し込みは随時受け付けている。

自身の作品や企業商品などを展示販売できる

子どもたちは店舗に来たい時に来て良く、過ごし方も勉強する、読書をする、作品を製作する、遊ぶなど自由。スタッフが常駐し、来店客があった際の接客、販売もやりたい子どもがいれば参加してもらう。

「こういう場合はどうしたらいいだろう」「どういう作品、商品なのだろう」など、子どもたちに学びたい気持ちが自然に生まれることを期待しながら、将来につなげられるよう「どのように接客をすれば、お客様に気持ち良く商品を購入していただけるのか」といったところまで考えて行動できるようになることを目指す。

「気分はケーキ屋さん」。小さい子が遊べるキッズスペースも

フリースクールの料金は、入会金1万1000円、その後は利用料のみで1時間200円(1日の定員は10人)。作品展示ブースの利用料金は無料(販売手数料35%のみ)。

松岡代表は「子どもたちも作品も、宇宙に一つの宝物。自由に生きる、自由に表現することはその子にとってプラスになり、将来につながる。自分自身を肯定し認められるように子どもたちが成長してくれれば」と話している。

  • 営業時間
    • 火〜土曜の午前10時〜午後2時
    • 午後3時〜8時はレンタルスペース(完全予約制)。サークル活動、セミナーなど可。1時間2000円。フード、ドリンクの持ち込み可。
  • 定休日:日曜、月曜ほか不定休あり
  • インスタグラム
  • 公式LINE  ID:@412iowyj 
  • 電話:070-3137-2334

記事参照元:上越タウンジャーナル

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