JAえちご上越とJAひすいが合併予備契約 来年3月1日に新「JAえちご上越」誕生へ

新潟県上越市のJAえちご上越(本店・上越市藤巻)と糸魚川市のJAひすい(本店・糸魚川市大町1)は2023年8月23日、合併予備契約に調印した。10月に両JAの臨時総代会での承認などを経て、2024年3月1日に新「JAえちご上越」が誕生する。

合併予備契約書に署名するJAえちご上越の羽深経営管理委員会会長(左)と立会人のJA新潟中央会伊藤能徳会長(中央)、JAひすいの吉原組合長

新JAは上越市、妙高市、糸魚川市の上越地域3市をエリアとし、本店は現JAえちご上越本店に置く。組合員数は4万9586人(うち正組合員1万8434人)、職員数1115人、貯金残高4047億円、貸付金残高741億円、購買品供給高91億円、コメを中心とした販売品販売高は103億円となる。

両JAは2018年にJAグループ新潟県大会で決議された県内24JAを5JAに集約する合併構想を受け、2019年5月に合併研究会を設置し、2022年10月には合併協議会に移行して、合併に向けた議論を重ねてきた。

署名後、手を取り合う3人

JAえちご上越本店で開かれた調印式で、協議会長を務めたJAえちご上越の羽深真一経営管理委員会会長は「合併を機に地域農業の発展に一層貢献し、組合員と地域の絆を守り、持続可能な農業を育み健全な経営基盤を確立し、組合員や次世代から選ばれ、必要とされるJAを目指すことが合併のビジョン。両JAの役職員は決意を新たに前進していく所存」とあいさつした。

またJAひすいの吉原勝廣代表理事組合長は「合併研究会を設立してから4年という歳月はあっという間だったが、協議を重ねようやくたどり着くことができ、期待と責任の重さを痛切に実感している。3月1日には新えちご上越としてスタートできるよう尽力していく」と述べた。

今後は10月12日にそれぞれのJAで合併臨時総代会を開催し、合併を決議する。県の認可を得た後、2024年3月1日に合併する。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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